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けん引免許は7日間で取れる!!~さいはて教習日記 [けん引免許]

車両総重量750kgを超えるキャンピングトレーラーをけん引するためには「けん引免許」が必要です。ちょっと大きめのトレーラーをけん引したいという野望を実現するために超えなければならなかった、とっても苦痛な7日間の記録です。
これから免許を取る方々の参考に。また、私も初心忘れるべからずということで。

【2004年7月23日】1日目「闘いの始まり」(教程1・2)

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「何かに挑戦する」なんて何年ぶりだろうか。そんな興奮を感じながら、我が家から片道100キロ、宗谷岬を臨む最北の自動車学校「稚内ドライビングスクール」に入校。
初めて乗り込んだ大型車の運転席は、「働く自動車」を彷彿させる、なんでもゴツい造り。唸るエンジン、重くてデカいハンドル、ひどく硬くてなかなか入らないシフト、超強烈なブレーキetc.「この車、古くて乗りづらいけど頑張ってね」と教官^^;
1教程目は外周を回る練習。なかなか、シフトが入らず焦ったり、ガッツーんと超強力に効くブレーキを恐る恐る踏んでみたり、「落ち着け!」と言い聞かせながら、まるで普通免許の1教程目状態^^; 汗びっしょりで終了。「トレーラー牽いたことあるでしょ?」と教官。ちょっとは、日常の鍛錬の成果ありということだろうか^^?
休憩してすぐ2教程目。気合いを入れて乗り込んで、S字と直線バックの練習。S字は、前輪より運転席が前にあるキャブオーバの特性が把握できず、1周目は脱輪したが「普通車と違って運転席は前輪より前にあるんだぞ!」と教官の適切なアドバイスで2周目以降はなんとかクリア。コツが分かってきた。
直線バックは、キャンピングトレーラーと違って後ろが見えるので、まぁなんとかクネクネと頑張りました。
2教程目も汗びっしょりであっという間に終了。「じゃ、また明日も頑張って!」ということで、ヘトヘト、フラフラ状態で教習車を降りる。
これは「闘いだ!」、挑んだ以上、勝たねばならない!そう固く誓って100キロの帰路につきました。

【2004年7月24日】2日目「右折れバックと1コース」(教程3・4)

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さぁ、2日目だ。高校生達の屈託のない会話が響く待合室で、普通免許を取りに来た10余年前の苦痛を思い出す。普免取ったら2度と自動車学校には通うまいと固く誓ったのに、自ら志願?して来ることになるとは。
3教程目は、いよいよ右折れバックで方向転換の練習。教官の適切な指導^^(経験者さんは分かるでしょ^^?)を素直に聞いて、後方視界良好な平台トレーラーは、ノロノロだがすんなり方向転換場所に収まった。これを何回も繰り返して、4教程目へ。
今度は検定1コースの練習へ。なかなかシフトチェンジが入らず、次の動作へのタイミングが合わない。これは「減速が十分でないからです。特に2速へのシフトダウンは。」と教官。
大きなハンドルを抱えて汗だくになりながら5周ほどこなすと今日の教習は終了。明日は左折れバックの検定2コースの練習とのこと。くたくた、ヘロヘロで帰路につく。
1日2教程ずつはキツイが、もうこれで1/3が終わったわけだ。明日も頑張ろう。
(はぁ~、教習車に乗った後は、うちの車が超高級車に思えます^^)

【2004年7月26日】3日目「左折れバックと2コース」(教程5・6)

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早くも3日目。教程5は左折れバックの練習の繰り返しで首が痛い^^;。でも教官の適切な指導^^!のお陰で、なんとか習得。これをもって、教程6の検定2コースの練習へ。
ここまで来ると今まで難儀していた固いシフトやエアブレーキも癖が分かってきた感じがするが、相変わらず教官はブレーキングの度に前のめり気味・・・ごめんなさい^^;である。
何周も回っていくらか達成感を得て今日の教習は終了。明日は検定3コースの練習だそうだ。

【2004年7月27日】4日目「2・3コースの練習」(教程7・8)

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4日目ともなると右折れ・左折れバックも思い通りに決まるようになってきた。教程7は、検定3コースの練習。左折が多いコースでややこしいが、何度も回って習得。
教程8は改めて左折れバックのある検定2コースの練習。リアウインドウからトレーラーが見やすいこともあるが、どうやら左折れバックの方がウマく決まるようだ。
検定本番もこのコースだったらいいな。さぁ、これで2/3完了。あと残り2日(4時間だ)。

【2004年7月29日】5日目「1・2コースの反復練習」(教程9・10)

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今日の稚内は暑い1日、窓全開で、心地よい浜風を受けながら教習車を走らせる。
検定1・2コースの練習を2時間びっちり繰り返す。かなりスムーズに走れるようになったと自己満足すれど、ちょっと気を抜くとブレーキが強すぎで「教官ごめんなさ~い^^;」
ミスもほとんど無くなってきたし、いよいよ明日は最終回だ。卒検に向けて、最後の練習にすべくがんばるぞ~。

【2004年7月30日】6日目「熱い^^最後の練習」(教程11・12)

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今日の稚内はとっても暑い、日本最北の地がこんなことでいいのか!っていう位に暑い28度。
教習車のいすゞフォワードにはエアコンが付いていない^^;タダでさえトレーラーの運転は肉体労働・・・汗ダラダラなのに^^。
最後の練習というのに暑さで頭もボケ気味だが、検定1~3コース全てをこなし、明朝の卒検に運命^^をかけることにする。

【2004年7月31日】7日目 「7日間戦争の終結」(卒業検定)

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ついにこの日が来た。受験の待ち時間の息苦しい気分は何度味わってもイヤなものだ。始まってしまえば、後は野となれ山となれなのだが。
検定は左折れバックのある2コースと発表。よかった!一番好きなコースだ。(昨日、教官の指導に力が入っていたので、予想はしていたが^^)
さぁ、戦闘開始だ。けん引免許の検定において最大の見せ場はやはりバックの方向転換だろう。
折れ角を見ながら慎重にバックするとピタリと収まった^^v。ここで気が緩んだのか、方向転換場所からもう少しで出終わるところでミラーを見るとトレーラーがオレンジラインを踏みかけている!! げっー!!
いやいや脱輪ではないからこの程度ではたいした減点ではないはず。気を取り直してS字や交差点をクリア、終着点へ滑り込んで検定終了! 検定員は笑っている。なんとか合格出来たようだ。
最後に「バックはとても良かった。でも、もっとスムーズなブレーキングを心がけてね。」とアドバイスを頂く。
さぁ、これで息苦しかった7日間戦争も平和に終結。「次は大型取りに来てよ!」と笑う教官らにお礼を言い自動車学校をあとにしました。
自動車学校は教習料を払えば割と楽に免許が取得できると巷では言われていますが。私の場合、無事に規定時間内で終わったとはいえ、やはり資格を取るということは大変でした。
苦しかった7日間を振り返り、「今度こそ自動車学校とは縁を切るぞ^^」と深く誓い、この日記を終えたいと思います。

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