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夜行列車で2連泊の旅 [ブルートレインの旅]

【2012年11月10~12日】寝台特急あけぼの&夜行急行はまなす:上野~秋田~青森~札幌
        

旅情あふれるブルートレインの旅は、子どもの頃からの憧れ。その昔、親に買ってもらった宝物「ブルートレイン図鑑」には、数々の名列車の名前がずらり。富士、さくら、はやぶさ、彗星、明星・・・。しかし、今や夜行列車自体が絶滅危惧種。現在定期運行されているブルートレインは「あけぼの」と「北斗星」、そして夜行急行「はまなす」くらいしか残っていない。
「北斗星」は何度も乗ってきたが、そのほかは今乗っておかなければ、いずれ後悔する。そんな思いがずっとあって、今回、思い切って決行することに。 


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「寝台特急あけぼの」は、上野~青森間(秋田経由)を走ります。青森から札幌までは乗り換えて別の列車に乗らなければなりません。
青森から先は、いつも仕事帰りに札幌駅のホームに停まっていて、いつかは乗ってやろうと思っていた青森~札幌間を走る夜行列車「急行はまなす」の切符も確保。
一度やってみたかった「夜行列車で2連泊!!」の旅へ出発、進行!!

【2012年11月10日】「寝台特急あけぼの」の発車時間まで上野散策

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寝台特急あけぼの」の上野駅の発車時刻は21時15分。
11月、札幌なら凍える季節だが東京は暖か。上野界隈を夜まで散策。
不忍池の向こうに見えるビル群。こちらと向こう側は世界が違うのではないかと錯覚するような光景。 

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いつだったか、顔だけがレリーフになっている不思議な写真を見て以来、気になっていた謎の大仏様「上野大仏」。
かつては像高約6メートルの釈迦如来坐像だったそうだが、関東大震災など度重なる罹災により損壊し、現在では顔面部のみがレリーフとして保存されているとのこと。
かえって、普通の大仏様より「ありがたい」気がして、お賽銭を入れて合掌。

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子どもの頃、夢中で伝記を読んだ「野口英世」の像を見上げる。
そういえば、私、子どもの頃の夢は科学者だったんだよな^^;・・・そんなことを思い出しながら「ありがたく」一礼 

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柔らかい秋の夕陽に照らされた噴水の白さに目がひかれた。

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まだまだ時間はある。「夕焼けだんだん坂」を通って、谷中銀座商店街へ。
道行く買い物客と店主の楽しそうな会話が聞こえてくる、懐かしい空気が漂う商店街風情。
東京に来て、こんなローカルな光景ってとても不思議。北海道ではとっくにシャッター街。
いい街だなって感じました。

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商店街の店先には、美味しそうなものがたくさん。

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歩き通しで、お腹も空いてきたし、喉も渇いてきたぞ。   
 こちらには美味しそうなコロッケが。

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酒屋の店先には、すばらしいサービスが^^!
ビールを買って、ここで飲んでいいのね!  

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ということで、焼き鳥とコロッケをほおばりながら、美味しい至福の一杯^^

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北斗星と違って、あけぼのにはシャワー室はなし。
汗もかいたし、銭湯でひとっ風呂。上野駅周辺って調べてみると銭湯が結構あって、露天風呂がある東上野の寿湯さんへ。
450円で、とってもさっぱり、いい気分。

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さっぱりしたら上野駅そばの飲屋街で、こっちに来ている友人と合流。

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でっかいビールを注文!

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焼き鳥を食べながら、列車の時間まで楽しく語らい。

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「寝台特急あけぼの」が上野駅に入線してくる時間に友人とともにホームへ。
牽引する機関車は、私がイメージするブルートレインであるEF64!まずは写真撮影。ブルートレインは、いつもながら乗車前に記念撮影する人が多く、この旅の始まりが「特別」と感じるのは私だけではないようです。

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さあ、夜行列車一泊目。友人に見送られ、青森まで772.6キロ、12時間40分の旅へ、21時15分定時!出発・進行!

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「寝台特急あけぼの」には、A寝台個室、B寝台個室、B寝台、寝台料金のかからないゴロントシートが連結されています。
私はB寝台個室の1階。狭い廊下の両側に屈まなければ入れない小さなドアが並びます。 

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北斗星の個室と違い、ウワサ通りに狭い!
寝るスペースしかなく、天井には2階席の出っ張りがあり、圧迫感はあるけれど、まぁ一晩くつろぐには十分です。

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ハイボールと酎ハイで、楽しい夜汽車風情。

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ぼーっと流れる夜景を見ながら、前橋をすぎた頃からいつのまにか夢の中へ。

【2012年11月11日】「急行はまなす」の発車時間まで青森散策

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目が覚めると、そこは秋田駅6時38分。
4分停車で、弁当ぐらい売ってないかな~とホームに降りるが、早朝故に立ち売りの姿はなし。

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「寝台特急あけぼの」の個室寝台のベッドは進行する縦方向(北斗星は枕木方向)。
そのおかげで、窓も寝台列車としてはとてもワイド。 
夜が明けてから青森までの3時間は、車窓を楽しみました。

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9時55分に青森駅着。
初めて青森の街に降り立ちました。

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まず遅い朝ご飯は、駅の立ち食いそば屋「八甲田」。

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低予算で、かけそば!
お腹が温まって、目が覚めてきました。

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体が温まったところで、まずは古代ロマンを体感しに、特別史跡「山内丸山遺跡」へ。
この遺跡は、縄文時代前期から中期の縄文集落跡で、国内最大級のもの。発掘調査によって当時の自然環境や生活、ムラの様子などの解明が進められているそうです。

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大型掘建柱建物跡と大型竪穴式住居。
縄文時代でイメージするのは、三角錐型の小さな竪穴式住居だったので、これほどの大きな建造物があったとは驚きです。

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復元された大型竪穴式住居の内部。
三内丸山遺跡では最大のもので長さ約32メートル、幅約10メートルのものが見つかっています。
集落の中央付近から見つかることが多く、集会所、共同作業所、共同住宅などの説があるそうです。

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古代ロマンにたっぷり浸ってお腹もすいたので古川市場で「のっけ丼」を食べることに。

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まずは1000円の食券を買って、200円でご飯をどんぶりへ。それから、市場内の魚屋を回って100円からある新鮮な刺身類を食券をちぎりながを乗せてもらってできあがり。

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一度、観光客っぽいことをしてみたかったんですよね。
まぁ、一番安い100円の食材ばかり乗せてもらったので、よくある観光雑誌に載ってるような豪華さはないけれど。
港町の古市場の風情の中で食べられて満足。
郊外型の大型店に押されて、かつての活況はないとの話ではあるが、おいしい魚がいっぱい並んでる!並んでる!並んでる!  

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え~い!今日は特別だ!
500円の食券を買って、軽~く2杯目やっちゃいました。 

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旧青森桟橋の可動橋から青函連絡船「八甲田丸」を望む。
この線路の先の可動橋を通じて連絡船の船内に引かれた線路へ接続され、北海道行きの貨車がそのまま積み込まれていった。そんな光景を思い浮かべて、しばしたたずむ。

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青森ベイブリッジに登り、全景を見渡す。 
対岸は下北半島。 

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青森ベイブリッジを強風にあおられながら、てくてく渡って、旧青森営林局庁舎を保存し、博物館として活用している「青森市森林博物館」へ。
明治41年築、ルネッサンス様式の木造洋風建築で、館内は博物館向きに改装されているが、特別に復元されている営林局長室は、かつて映画「八甲田山」のロケが行われた場所だそうだ。

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旧青森営林局の局長室。映画「八甲田山」では、帝国陸軍の隊長室として登場。
戦前の営林局長の強大な権力が想像される、非常に貫禄ある立派な執務室。  

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かなり歩き回って疲れてきたし、陽も傾いてきたので、第三セクター鉄道「青い森鉄道」に乗って浅虫温泉へ。  

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北海道より南にあるとはいえ11月の青森は結構寒い。
熱い温泉につかって、気持ちよく温まったら、青森の夜景を望みながら缶ビール。

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「青い森鉄道」は、新幹線の開業により並行在来線としてJR東日本から経営分離されることとなった東北本線盛岡~青森間のうち、青森県内の部分を運営する第三セクター鉄道です。
地域に愛される鉄道としてがんばっているのを感じますね。

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すっかり夜になっちゃったし、そろそろ青森駅に戻っておこうか。

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青森駅に戻ると、今朝乗ってきた「寝台特急あけぼの」が、上野へ向けて入線中。

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急行はまなすの発車まではあと4時間。
すこし駅前をうろうろしたけれど、寒いので待合室へ。
待合室には、私と同じように「はまなす」を待っている~って感じの旅行者多数^^;
なぜか、わかるのよね。雰囲気?  

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駅待合室の堅いイスに座って待つこと3時間。
やっと入線時刻が表示され、夜更けの改札口がにわかに活気づく^^

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跨線橋を渡るとED79に牽かれた急行はまなすが入線中。
赤い機関車と青い客車、もうワクワクしますね~。 

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「急行」っていう響きがイイネ!
北海道を走っている急行って、もうこれが唯一。

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「急行はまなす」にはB寝台車、座席車、カーペット車が連結されています。

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カーペット車の中はこんな感じです。
2階席はカーテンを閉めれば、個室っぽくなるので人気が高く、座席指定券を取るのは至難の業。
私も発売当日にねらったがダメでした。 カーペット車の中はこんな感じです。
予算もあるので今回は、寝台料金が不要で体を伸ばして寝られるカーペット車。
連絡船の二等船室の雰囲気ですね。 

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カーペット車の一階はこんな感じです。
カーテンで頭の部分は仕切られていますが、寝返り打つときは隣の人にぶつからないようにご用心。
短いカーテンですが、隣の人が視界に入らないだけで、意外と仕切られた感じはするもんです。  

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夜行列車2連泊目、22時42分に札幌へ向けて発車。
ワインと薫製を静かに楽しみながらガタンゴトンと夜汽車は進みます。
さすがにすぐに眠ってしまいましたけどね。

【2012年11月12日】6時7分札幌駅着

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目が覚めるともう札幌間近。
6時07分に、日の出間近の札幌駅に到着。あ~旅も終わっちゃったなーと余韻に浸る。次はまたいつ乗れるかな。「夜行列車」ならでは?の、この疲労感が快感なうちはまだまだ行けるかな。次回は「座席車」にするかな。。。そんな思いを巡らせながら、改札をくぐりました。
さ~て今日は月曜日。このまま仕事に行くかな?

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金色に輝く晩秋の森で

オートリゾート苫小牧アルテン

【2012年11月3日】

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金色に輝くカラマツの森、オートリゾート苫小牧アルテンが冬季「半額」料金になった最初の休日、みんなで大集合しました。
この日のアルテンは、みなさん考えることは一緒?でほぼ満員。360度どっちを向いてもキャンピングトレーラーだらけ。いつもながらここは日本??、写真でしか見たことのない欧州のキャンプ場みたい。
今回は、転勤などでもう何年も会ってなかった仲間も参加し、晩秋の森はとっても賑やかでした。

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サイトに着くと、仲間の誘導でバックオーライ。
ぴたっとサイトに収まりました。

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ハイマー・ツーリングが3台も。ヘッドもドイツ車!

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さ~て、陽も短いのでみんながそろったら、宴会始まり始まり~( ^^)/▽☆▽\(^^ )
みなさんが持ち寄ったいろんな料理が出てきます。

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どんどん食べて、呑んで、盛り上がって!

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私は久しぶりに、みぞれ鍋を作りました。
日本酒4合!も入れたから酔っぱらうよ~!! 

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いつものように、テントの中は楽しい笑いの渦に^^

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美味しいキノコ鍋。たっぷりいただきました。ごちそうさまです。

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日本酒呑み呑みな幹事長。ランタンに照らされて渋くテカってます。
みなさんが集えたのは我らが幹事長様のおかげ
d( ̄▼ ̄*)bぐぅ♪

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このワイン美味しいのれすらぁ~ヾ(@ ̄ー ̄@)ノあはは  

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夜が更けるほど元気な人と、半分眠りながらもカメラにアピールする人^^

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テントの外は金色に輝く夜の森。

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私のサイトも金色の光に包まれ。

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今夜は月が出てるのかな。夜空を見上げると、青空^^!
楽しい夜は更けていくのでした。

【2012年11月4日】

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翌朝はちょっと小雨模様。

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そうそう、この伝説の組み合わせ。すっごく久しぶり!
お元気そうで何よりでした。またよろしくです。  

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小雨も上がって、わんちゃんと楽しく散歩ランラン♪

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大きいわんちゃんにここまで近づけました~。  

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チェックアウトの頃には、こんな気持ちよい日差しが差し込んできました。

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わんちゃんも日差しを浴びてのんびり♪

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さて、名残惜しいけれどチェックアウトの時間。
帰路につくみなさんをお見送り。
これで冬ごもりに入る人もいるので「良いお年を!」なんて挨拶も。

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金色に輝く森での楽しい時間。みなさんありがとうございました。
幹事長!晩秋の恒例行事、来年もよろしくね!
私はこれで22泊目楽しく終了。では(⌒∇⌒)ノ""マタネー!! 。

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