【2015年12月25~29日】

子どもの頃からブルートレインで日本中を旅するのが夢だった。
しかし、新幹線の延伸とともに1つ、また1つ廃止され、そして今や国内唯一のブルートレインとなった
「急行はまなす」も北海道新幹線の開通とともに廃止されることに。
もう2度と乗れない、夜行列車の風情も永遠に失われてしまうのかと思うと、今、動かねば。

【2015年12月25日】

夜行列車にゆられて津軽へ~急行はまなす(札幌~青森)


「今夜は、夜行列車で旅に出る…」、高揚感を胸に立つ夜更けのホーム。
ゆっくりと入線してくる10両編成の青い列車。
さあ行くよ、津軽へ!


我が心の銀河鉄道は22時の発車。
入線すると沢山の旅人が集まって来て、慌ただしく思い思いの荷物を抱えて乗り込んでいきます。


屋根に氷雪を乗せた北国の夜行列車。「青森」行きが旅情を誘います。


編成が長いので、先頭の機関車はホーム先端に停車。
ヘッドマークがうまく撮れません。


さて、B寝台車へ。  


私の寝床はこの下段。


シーツを敷いて、カーテンを閉めると、狭いながらも良い雰囲気。
発車の汽笛とともに、ゆっくりと、そして静かに加速していく列車。
心地よい揺れと、小気味良く刻まれる線路の音。
これが列車の旅。
まずは、サッポロ・クラシックで旅の始まりに乾杯。


眠くなるまで窓辺に座り、ワンカップ片手に流れていく街の灯を眺める。
思いにふけっているふりをしながら微睡む夜汽車の旅。
日付が変わるころ寝床に入り心地よい走行音を聞きいていると、いつの間にか夢の世界へ。