行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(8)

【2022年5月5日】

角館~鷹巣~根子~阿仁マタギ~阿仁合



おはよ~ございます。軽バン旅も8日目、少しずつ帰る日が近づき寂しくなってきましたが、ここで「乗り鉄」です!!

一番列車に乗るために早起きして角館駅へやって来ました。

今日はずーっと乗ってみたかった「秋田内陸縦貫鉄道」でマタギの里の空気に触れてきます。



今日のコースは、角館駅から終点の鷹巣駅まで乗り鉄を楽しんで、夜は阿仁合(あにあい)に泊まる予定。


1枚目の写真はJR田沢湖線の角館駅。私が乗るのはその隣にある内陸線の角館駅になります。


始発列車の時間はまだ窓口は開いていないので、切符は買わずに整理券を取って列車に乗ります。


秋田内陸縦貫鉄道は、かつてはお互いに行き止まり路線だった国鉄「阿仁合線」の終点「比立内駅」と「角館線」の終点「松葉駅」との間を接続させて1989年に開通した路線。文字通り内陸を縦貫。秋田の一番濃いところ?を走っているようです。


真っ赤な”汽車(ディーゼルカーのことを北海道人はこう呼ぶ)に乗るよ。


車内に入ると可愛い秋田犬たちがお出むかえ。


窓の下には懐かしい感じで小さなテーブルがあり、路線図が描かれています。


車内は秋田犬でいっぱい(*゜∀゜)



秋田の山村地帯をのんびり走ります。

まずは一回終点まで通しで乗ってみて、その間に降りたら面白そうな駅をリサーチです。

何回も降りたいし、ローカル線だから降りた駅で長い時間待ちぼうけしても大丈夫なように、始発じゃなきゃダメなんです(笑)



やはりここから展望は欠かせません( ̄∇ ̄)


渓谷を渡るときは減速して、絶景をゆっくりと見せてくれます。



秋田内陸縦貫鉄道の本社と車両基地がある「阿仁合駅」(あにあい)。

内陸線は単線なので列車交換待ちです。



観光拠点にもなっているので新しく格好がいい駅です。


やっと有人駅なので、待ち時間に窓口へ行き、乗車駅の整理券を見せてワンデーパスを購入です。


駅前にはマタギの里の案内板。今回の旅では全部は回れないから、また来ることになりそうです。


待ち合わせの列車が来たので、急いで車内に戻ります。


そして、また山村地帯ののどかな車窓をのんびりと楽しみます。


最近は先頭の窓にかぶりついている女性の後ろ姿も見かけるようになってきました(笑)・・・鉄道旅好きの女性が増えるのは良いことです。そして、終点「鷹巣駅」(たかのす)到着です。


内陸線自体が「秋田名物」なんですね(*゜∀゜)



あれ「鷹ノ巣駅」じゃない(*゜∀゜)、「鷹巣駅」?

今気づいたけど、隣にあるJR奥羽本線の表記は”ノ”が入って、内陸線は”ノ”がないんだ!!



次の列車まで少し時間があるから、鷹ノ巣の市街を散歩していたら、公園にSLが展示されていました。


さて、次の列車の時間になったのでホームへ向かいます。


阿仁合行きの真っ赤なディーゼルカー。


こちらも可愛い秋田犬がお出迎え(*゜∀゜)


「合川駅」で列車交換。


山あいののどかな景色の中を進みます。


阿仁合駅で乗り継ぎです。


乗り換える度にどんなワンちゃんが迎えてくれるか楽しみになります(*^ー゜)


行きの列車でも通った渓谷。減速してゆっくりと見せてくれます。


反対側の窓に目をやると橋の上で手を振っている人たちが!!



そうか! 撮影スポットなんだ!!

ここはいい写真が撮れそうだ(*゜∀゜)



さて、いよいよ未体験ゾーン。知らない駅で降ります(*゜∀゜)


笑内駅(おかしない)。駅名もさることながら、ここには興味深いものがあったのです。


駅前はしだれ桜が満開。ほとんどバスの来ないバス停は「根子入口」・・・入口だよ。


山越えして歩きます!!



かつての「根子集落」は落武者伝説が残る秘境中の秘境。

地理的な条件から独特の文化を育んできたこの土地は、『マタギの発祥の地』と呼ばれ

ています。さて、どんな景色が待っているかな。



その昔はトンネルなんてなかったから、獣道のような山道を歩かなければ行けない集落だったんだろうな。調べたら、トンネル開通の昭和50年までは文字通り山越えだったそうです。


根子トンネルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!・・・・・先が見えない・・・細いし暗い(;゜ロ゜)・・・異次元の入口??


いざ、参る!!・・・恐る恐る歩きます。


やっと出口が見えてきたε-(´∀`*)ホッ


さあ、どんな景色が待っている集落なのかなo(^-^)oワクワク



トンネルを抜けると集落を見下ろす場所に先祖代々のお墓がならび、桜が咲き誇っていました。



「ねっこ」という読み方で間違いないようです。



トンネル出口の上にある展望台からの全景。山越えした先にある小さな盆地。この地形が「落ち武者の隠れ里」という伝説が残る所以のようです。


集落を見守る場所にある「根子神社」に深々と参拝しました。


振り返ると、さっき抜けてきたトンネルが見えました。


今は現代的な家屋が建ち並ぶ静かな集落ですが、かつては歴史的な古民家が建ち並んでいたんだろうな。


さて、またタイムトンネル?を抜けて帰ります。


涼しげな森の中に続く道を下ります。


この苔むしたような階段はどこへ続いているんだろう・・・かつての山道かな??


無事に笑内駅まで戻ってきました。次に降りたい駅へ向かいます!


車窓にはもう一つきれいな渓谷がありました。


お!、なにやら賑やかな駅前。


この駅名のインパクト(*゜∀゜)に下車駅に選びました・・・そして列車は私1人残して行ってしまった(^^ゞ


誰もいないと思っていた駅に、マタギのおじさんがいてビックリ(゜∀゜)



そして駅舎には伝説のマタギのおじさんが優しい笑顔を浮かべて「お疲れさま」と待っていてくれました。

この語りに心地良い時間が流れます。



駅前広場には町の皆さん(笑)が集まっていました。日々、少しずつ増加しているらしい・・・。


迎えの列車が来るまで阿仁マタギの集落を散策。


下り列車を撮り鉄(笑)


苔むした階段を見つけました・・・登ってみよう。


フカフカの松葉に覆われた道を登ると鳥居が見えてきました。


八幡神社を深々と参拝。


駅に戻ってくると猟友会の皆さんが打ち合わせ中でした。


お迎えはリゾート列車「縄文号」でした。


盛大な見送りを受けました(笑)・・・・また来るよ!!


流石はリゾート列車用の車両(゜∀゜)。。。くつろげる。


斜陽の中を進む車窓。


観光列車の時はきっと美味しい料理が出るんだろうな。時にはそんな旅もしてみたいですね。


内陸線の角館駅に帰着。


楽しかった「乗り鉄」の一日に満足です。


エブリイを取りに戻って、角館温泉に入ってサッパリしたら、今夜の停泊地「阿仁合」へ向かいます。


今夜は秋田らしいもの(笑)を食べよう・・・ということで、すぐに食べられる”本格”きりたんぽ汁\(^o^)/


ビールも美味しいヤツを飲むよ!!


そしてお総菜の焼き鳥に、よなよなエール. (๑´ڡ`๑)

今朝はかなり早起きだったからバタンキュー。

明日は一生懸命北上しないと日程が(^_^;