SSブログ

遠くへ行きたい夏休み⑤~この駅で降りたい [乗り鉄]

天塩川リバーサイド公園キャンプ場(音威子府村)

【2016年9月21日】

dsc_0326_w.jpg

音威子府で過ごせるのも今日で最後。締めくくりは「宗谷本線」の駅巡り。
去年の夏休みに回れなかった5つの駅へ。

dsc_0328_1.jpg

朝6時過ぎ、霧が立ちこめる中をてくてく天塩川温泉駅へ。

dsc_0329_w.jpg

天塩川も霧に包まれて幻想的に。

dsc_0332_1.jpg

板張りの小さなホームで今朝も列車を待つ。 

page002_w_2_lb.gif

今回巡るのは地図上の赤丸で囲んだ駅。
まずは、上りの一番列車で豊清水駅へ向かいます。


【天塩川温泉駅>豊清水駅】

dsc_0338_w1.jpg

6時46分、霧の中から一番列車が現れた。

dsc_0343_1.jpg

車内は通学の高校生が3名。
そう、今日は平日。
休みなのは私だけ^^;

dsc_0347_w.jpg

霧に煙る豊清水駅に降り立つ。

dsc_0355_1.jpg

豊清水駅は天塩川温泉駅から1駅。

dsc_0356_1.jpg

次の列車は7時55分。
この駅の滞在時間は約1時間。

dsc_0357_1.jpg

さて、駅前通を散策へ。
ちゃんとした駅舎がある。

dsc_0361_w.jpg

駅前通は完全な無人境。

dsc_0360_1.jpg

駅前から最後の家族がいなくなったのはいつのことだろうか。


【豊清水駅>恩根内>紋穂内駅】

dsc_0374_w.jpg

駅前は何処まで歩いても無人境。霧の中を彷徨っていたらあっという間の一時間。
7時55分、お迎えの列車がやってきた。

dsc_0378_1.jpg

霧に煙る原野を眺めながら、2駅先の紋穂内(もんぽない)駅へ。

dsc_0363_w.jpg

かすかに見える建物も近づくと廃墟。

dsc_0379_1.jpg

紋穂内駅下車。
今回も列車は私1人を置いて行ってしまった。

dsc_0386_1.jpg

豊清水からは260円。
整理券と一緒に料金箱へ。
宗谷本線の赤字には焼け石に水だが、なんかお賽銭を入れているような気分。  

dsc_0382_w.jpg

霧に煙る原野に消えていくディーゼルカー。

dsc_0385_1.jpg

次の列車は8時26分。
この駅の滞在時間は18分ほど。

dsc_0388_1.jpg

余り時間がないので、さーっと駅前へ。

dsc_0389_1.jpg

駅のだいぶ向こうに何軒か生活感あり。
駅前には自転車も置いてあり、駅の利用者もいるようでホッとする。


【紋穂内駅>13駅>南幌延駅 】

dsc_0398_w.jpg

8時26分が下りの一番列車。
これに乗って、13駅先の南幌延駅へ。

dsc_0403_1.jpg

途中の音威子府駅では10分停車。
駅員さんがいるので切符を買ってみた。

dsc_0406_1.jpg

音威子府からは天塩川沿いの渓谷を列車は進みます。

dsc_0410_w.jpg

去年降り立ったいくつかの駅を車窓から眺めながら、やってきました南幌延駅。

dsc_0415_1.jpg

原野のような風景の中にポツンと板きれの短いホーム。
こういうのがたまらない性分(笑)


【南幌延駅>3km歩きます>上幌延駅 】

dsc_0422_w.jpg

南幌延駅は1日に3往復しか列車が停まりません。
10時11分に降り立つと、次に隣の駅へ行く列車は、なんと8時間後!!
さすがにそこまでのんびりしていられないので、3km先の上幌延駅まで歩きます。

dsc_0425_1.jpg

広い秋の青空の下、歩くのはとても心地よい。

dsc_0426_w.jpg

サロベツ原野にほど近いこのあたりはあちこちに小さな湖沼が広がっています。

そんな風景を眺めながら歩くのも楽しく。

dsc_0429_1.jpg

時々ある小さな木陰のオアシス。
これも心地よい。

dsc_0434_w.jpg

元気に飛び跳ねる羊が描かれたサイロ。
廃墟が続く道沿いに、なんかホッとする光景。

dsc_0435_1.jpg

踏切の向こうに道が続いている。
行ってみよう。

dsc_0439_w.jpg

その先はサロベツ原野を見渡す共同墓地。
この原野を開拓した人たちとその家族が眠っているのだろう。

dsc_0437_1.jpg

もとの道へ戻ろう。

dsc_0455_w.jpg

寄り道しながら約1時間。となりの上幌延駅に着きました。

dsc_0449_1.jpg

南幌延駅からは170円区間、歩いて浮かせたから、今晩のビール代の足しになるかな^^

dsc_0460_1.jpg

駅前一等地には民家が一軒のみ。
無人境が続く宗谷本線、そこに暮らしがあるとホッとする。

dsc_0450_1.jpg

次の列車は12時9分。
この駅での滞在時間は約1時間。

dsc_0469_w.jpg

ホームにたたずんでこんな青空を見上げていました。


【上幌延駅>10駅>咲来駅 】

dsc_0477_1.jpg

今回、最後に降りるのは咲来駅。
列車に乗るとすぐに眠気が襲ってきました。

dsc_0485_w.jpg

無人境にのびるレール。

dsc_0490_1.jpg

もうすぐ咲来駅。

dsc_0494_w.jpg

天塩川温泉駅の1つ前、咲来駅で下車。

dsc_0495_1.jpg

また、列車が原野の中に消えていきました。

dsc_0499_w.jpg

心地よい陽差しが降り注ぐ小さな駅。こういう時の流れを過ごせるのも幸せ^^

dsc_0500_1.jpg

キャンプ場の駅はすぐ隣。でも・・・

dsc_0501_1.jpg


dsc_0502_1.jpg

13時29分に下車したので、次の上り列車は約4時間半後。
キャンプ場までは4kmちょっと。
さて、また歩きましょうか。


【咲来駅>4km歩きます>天塩川温泉駅~キャンプ場】

dsc_0505_.jpg

かつてはこの道沿いにお店や家が建ち並んでいたんだろうな。

dsc_0510_w.jpg

大きな建物もほとんど廃屋。

dsc_0511_1.jpg

黒ずんだ木の壁にかかる農協の文字。廃屋が続く景色の中、コントラストが強烈。

dsc_0516_w.jpg

ここは商店だったのかな。

dsc_0520_1.jpg

池の向こうにはお寺。
その周りには何軒かの民家あり。

dsc_0530_1.jpg

こっから先は畑の中を貫く道を歩きます。

dsc_0537_1.jpg

歩くとこんな小さな光景にもカメラを向けたくなります。

dsc_0543_1.jpg

ここにも無数のサイロの跡が。

dsc_0546_1.jpg

収穫を終えたビニールハウスのフレームが輝いていました。

dsc_0556_w_2.jpg

刈り取られた秋色のソバ畑が広がっています。

dsc_0561_1.jpg

今日も帰って来たぞ~。
この橋を渡ればキャンプ場。

dsc_0562_w.jpg

傾きかけた陽差しの中、赤い欄干と天塩川と渓畔林のコントラストに疲れも忘れます。

dsc_5609_1.jpg

さぁ、温泉でさっぱりするぞ。
キャンプ場と隣接なので、滞在中は毎晩お世話になってます。 

dsc_5611_1.jpg

そして、今夜で音威子府ともお別れなので、温泉の食堂でちょっとだけ贅沢してみました。
といっても天ぷら定食に瓶ビンビールつけただけですけどね。
今日も沢山歩いたし、ご飯が美味い!
そしてビールが染入ります!!

今日もいい1日でした。疲れて爆睡。


【2016年9月22日】

dsc_0588_w.jpg

昨夜はバタンキュー。そして今朝はこんなに良い天気。
名残惜しさ無限大って感じですが、今年の夏休みも私の思いの通りに過ごすことができました。
さて、これからも楽しい旅が続けられるように、安全運転で帰ろうか。

nice!(0) 

nice! 0