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撮り鉄と地底探検の1日 [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(9)
 
【2022年5月6日】
阿仁合~尾去沢~碇ヶ関

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おはよーございます。軽バン東北旅も9日目になりました。
今朝もいい天気。まずはコーヒーを飲みながら、ご飯を炊いて味噌汁も。

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今日は秋田内陸縦貫鉄道の大又川橋梁で「撮り鉄」してから、マタギ資料館、旧尾去沢鉱山を巡って碇ヶ関(いかりがせき)まで行こうと思います。

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色々計画しているうちにご飯が炊けたので、総菜の卵とじをのせて、がっちり朝ご飯。
食べ終わったら、撮影する列車に間に合うように急いで出発です。

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定番の撮影スポットだから、良い感じの1枚が撮れました^^v

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次の列車までは少し時間があるので、地図で見つけた「萱草七面山神社」へ。

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くねくね山道を走ると到着です。

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入口の赤い橋を渡ると一気に神聖な空気が広がります。

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その昔、身延山の七面山を深く信仰していた鴻池と言う者が、ご神体の女龍のお告げ通りにこの地に来て萱草鉱山を開き、身延山から七面様を勧請して洞窟の前に神社を建てたと伝えられ、これが萱草七面山の謂われだそうです。

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神社の裏にはうっそうとした杉木立があり、その中を登っていきます。

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参道の池には北海道では見たことがない卵(゜∀゜)。あとでクロサンショウウオの卵塊だと教えてもらいました。

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神秘的な龍神沼。願い事をしたら出てきてくれないかな(笑)

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沼の主??

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そして、大岩の下に荘厳なお堂が(゜∀゜)。怖いので急いで参拝しました。

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そして、次の列車の時間。今度は高いところから撮ってみました。昨日は列車の中から見た渓谷は、なかなかの景色です。

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撮影が終わったら、マタギ資料館へ。

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ここではマタギの歴史と心を学んできました。「マタギの古い掟は、決して古くならない」(゚ω゚*)

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この地域はマタタビの産地とのことで、お昼には麺にマタタビを練り込んであるというラーメンを食べてみました。そもそもマタタビの味って知らないから、どの辺がそうだったのかな?

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さて、今日の最後は鹿角市にある「史跡・尾去沢鉱山」へ。
この鉱山は、西暦708年(和銅元年)に銅山が発見され、産金が東大寺の大仏や、中尊寺で用いられたとの伝説が残る、開山1300年の歴史を誇る一方で近代的な産業遺産でもあります。
銅のほか、金、銀、鉛、亜鉛が産出され、1889年に三菱財閥が開発を行うようになってから1978年の閉山までの産出量は、銅30万t、金4.4t、銀155tと推定されているそうです。
岩盤が堅固なことから江戸時代の採掘跡も保存され、閉山後は約800km(゜∀゜)ある坑道のうち、1.7kmが一般公開されており、見応え十分です。

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閉館時間までは残り1時間半という夕方到着したので、入場者は私だけ(;゜ロ゜)。
いざ、恐る恐る・・・地底探検へ。

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岩盤が堅固なことから坑道の高さはなんと22m!!、上下の坑道は30mの間隔で掘られているそう。いったい地下何階まであるんだろう(゜∀゜)

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坑内はまるで地下都市のように事務所や食堂があります。

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トロッコのレール跡が残る薄暗い坑道。本物ならではの緊張感が重くのしかかります(;゜ロ゜)

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構内のマネキン達は今にも動き出しそうなくらいリアルです。

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この道は地獄の果てまで続いているのでは・・・。

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削岩機による採掘風景。この方もリアルです。

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トロッコ電車も当時のままの雰囲気。

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縦坑のエレベーター。
「やめなさい 手順無視してまた作業 いつか地獄へ直滑降」
戒めの言葉が随所に掲げられています。

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採掘現場からエレベーターで上がってくるトロッコを電気機関車で引き出しています。

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近代化以前はノミで手彫り。機械化されても作業内容は同じ。坑内労働の厳しさが伝わってきました。

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無事に出てきてホッとしたけど、薄暗い本物の坑道で心拍数が上がっていたせいか、ぐったり感(ノ;_ _)ノ =3 

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坑道見学につづき、鉱山歴史館へ。この針金状のものは坑道配置の3D模型。
1300年、掘った掘った800km(゜∀゜)。
複雑に重なり合った無数の坑道に、先人の苦労とその歴史に、とてつもない重さを感じました。

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鉱山見学の後は、温泉隣接の「道の駅 いかりがせき~津軽関の庄」へ。
温泉でサッパリした後は、すき焼き、ホヤ、ポンポチで美味しいビールで感慨深かった1日の締めくくりです。
明日はいよいよ東北最終日、北端の大間崎まで走ります。


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