【2023年9月30日】

星に手のとどく丘キャンプ場(中富良野町)



夏休みキャンプツーリングから戻ったら何かと忙しく、気づけば猛暑の夏はすでに過ぎ去り、すっかり季節は変わってしまっていた。

今週末はホッと一息、羊の丘で心穏やかに過ごそう。



札幌からは約130キロ。下道で2時間ちょっとで到着です。



久しぶりにお会いする管理人さんたちに挨拶してから案内されたサイトへ。

草木がだんだん秋色に染まってきた丘で心穏やかな時間の始まりです。




今日は生で売っていたズワイガニを家で塩茹でしてから連れてきました。

小さいけれど冷凍じゃないから甲羅には旨味がぎっしり詰まっています。

そして最近のお気に入り、東京クラフトのペールエールでまずは独り( ^_^)/□☆




キャンプ場は満員でも、それを全く感じさせない造りのサイト。

陽の傾きとともに色彩が変わっていく光景を眺めながら、ゆっくりと流れる時間を過ごします。



ただただ、丘の前に広がる大空を眺めるだけでいい。


聞こえるのは秋の虫たちの声と風の音だけ。



夕食はここのキャンプ場の名物ジンギスカン。

ソロなので豪快に鍋にのせることはしないで、一切れずつ大事に大事に焼いていきます。

そして、その間にゆっくり体に流し込む生ビール、染み渡ります。



キャンプ場のシャワーを浴びてさっぱりしたら、グラス片手にただただ静かに。


暮れてゆく空とキャンプの灯り、いい光景です。


気温が下がり秋の虫たちの声が静かになるとともにウトウト・・・ほんとゆっくりゆっくり流れる時間が心地よく。

【2023年10月1日】



心地よく眠りについた一夜は明けて、朝陽が眩しい朝。

丘のひんやりした空気は10月になったことを感じさせます。

陽に当たっていないと体は冷えたまま。



温かな朝陽を体にため込んだら、いつものようにご飯を炊きながら、豆をガリガリして苦いコーヒーの時間です。


羊たちも朝ご飯を食べにやってきました。


炊きたてご飯と具だくさんの味噌汁で体はやっと再起動完了(笑)


何度かコーヒーを煎れながら、お昼までのんびり草を食む羊たちをながめて過ごしました。


お昼はホットサンドと残り野菜を放り込んだスープ。



これを食べたら帰らなくては。

丘で過ごす時間のタイムリミットに一抹の寂しさ。




さて、富良野の秋の空の下を走って帰ろうか。

もう20年近く、細く長く通っている羊の丘。

ここで過ごす時間は、どんなに天気が悪くても、寒くても決して裏切らない。

そして、また来たいと思える場所。

このキャンプ場を家族の手作りで開拓してきたオーナー一家の夢の結晶にお邪魔させてもらいながら、実はその夢に乗せてもらっているような。

そんなことを思いながら、丘を下って帰路に就きました。

また、来年来れるといいな。