【2023年5月5日】

輪島朝市~千里浜~近江町市場~金沢城~道の駅こまつ木場潟


北陸旅8日目の朝も良い天気。早速、輪島の朝市へ朝ご飯の調達に向かいます。


美味しそうな、蒸したてまんじゅうに捕まりました(笑)



輪島の市の始まりは、奈良時代後期か平安時代はじめ頃(西暦800年前後ごろ)に鳳至(ふげし)郡(輪島を含む能登地方にあった郡)の鳳至比古神社(ふげしひこじんじゃ)の祭礼日に、大斎地(おおいつきどころ=神の御霊を祀るために清めた場所)に生産物を持ち寄って物々交換し合っていたのが起源と言われています。



現在では輪島の朝市はいわゆる「生活市」から「観光市」へと変化していますが、通りに連なるテントの下に、今朝上がった魚、採れ立ての野菜や山菜、素朴な手作り炊き込みご飯や総菜類が並んでいる光景は演出ではなく、この街の皆さんの暮らしぶりを感じさせてくれる本物です。

朝ご飯に、タケノコご飯、とろろ昆布おにぎり、漬け物を買いました。


どんな店があるのかな~と奥までのんびり歩きました。


いいにおいが漂ってくる店先。


ついつい買ってしまいました。自分でコンロで炙って食べるのが美味い!!


朝市を一回りして観光客気分を味わったら、戦利品を並べてエブリイに戻って朝ご飯です。


さて、輪島を出発します。


今日はSSTRのゴールでもある千里浜なぎさのドライブウェイを走り、金沢に出て、コマツ市まで行く予定です。


輪島の美しい海岸線を走ります。


ちょっと内陸に入ると背後に立派な森を従えたお屋敷と田んぼの風景が広がります。


道の駅 赤神にある、独オタ女子アッキーさん作のイラスト看板を拝む(笑)



輪島市はライダー歓迎の都市(まち)だったんですね!

次回はバイクで来なきゃね。



この辺の海は紅ズワイガニの産地。



普通のスーパーでごく普通にたくさん売ってる!!

そして、みなさんごく自然体で買っていく。

北海道の毛ガニでは絶対無理だけど、ここではズワイガニが日常の食卓に上がるんだな~。

新鮮な「生」しか売ってないので、カニを茹でられる大きさの鍋を積んでこなかったのが悔やまれます。

次回、こっちに来るときは大鍋が必須です。




「千里浜」キタ―――(゚∀゚)―――― !!

 

気分はゴールインするラリードライバー(笑)

ライダーの聖地「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)のゴール」地点でもある、羽咋市の千里浜なぎさのドライブウェイは、なんと大型バスでも普通車でもバイクでも普通に走行可能な不思議な砂浜です。

その秘密は、砂の大きさにあり、千里浜の砂は一粒ひとつぶが約0.2ミリメートル。

同じ大きさのきめ細かい砂が海水を含み、固く引き締まることから、クルマが埋まることなく走れるんだそうです。




金沢までやってきました。

久しぶりの都会です。エブリイを駐車場に入れて市街地散歩しながら、晩酌のつまみを探しに近江町市場(おうみちょういちば)へ。

この市場は主に生鮮食品などの食品と生活雑貨を扱う小売店や飲食店など約170軒が商店街を形成しています。

その起源は江戸時代の享保6年(1721年)に始まり、金沢を城下町としていた加賀藩の御膳所だったそうです。




美味そうな魚介類がいっぱいあってワクワクしながら歩いていたら、ごったがえず観光客のスマホから一斉に「緊急地震速報」が響き渡りました∑ヾ(;゚□゚)ノギャアアーー!! 

周囲を確認し、大慌てで安全そうな場所へ待避!!

相当大きな揺れに感じましたが、金沢市は震度4とのことでまわりに被害は見受けられませんでしたε-(´∀`*)ホッ




でもニュース速報によると、震源に近い珠洲市では震度6強、今朝まで過ごしていた輪島市でも震度5弱。

能登半島で暮らす皆さんのことがとても心配になりました。

私がこちらへ来ていることを知っている北海道の友人たちからも一斉に「なかさん大丈夫??」って心配のメッセージをいただきました。

その節はご心配おかけしました。







地震の恐怖が抜けないまま市場を抜けて、広場なら安心だろうということで金沢城の公園へ。



永年の間に何度もあった火災により築城当時のものはほぼないようですが、復元された城の規模に、戦国時代末期から江戸時代初期にこれほどのものを築いた当時の城主たちの強大な権力を感じますね。



地震のショックから今夜は浜ではなく、安全な気がする高台で開けた地形の土地にある道の駅を探して小松市まで来ました。

市街地にある源泉掛け流しの温泉でサッパリしてから道の駅こまつ木場潟へ。

ご飯が炊けるまでまずは、市場で買ってきた総菜を広げて、今夜の地ビール「金澤麦酒」で1日の無事に独り乾杯☆□\(^_^ )



ヴァイツェンはフルーティーで甘い華やかな香りで美味い!


ご飯が炊けたら、市場で買ってきたキントキダイ、ホッコクアカエビ(甘エビ)の美味しいお刺身の時間です。



ドライスタウトも期待通りのキレのある個性的な黒ビール。

深い味わいが染み渡りました。

ちょっと高めですが、旅先のクラフトビールは楽しみの一つですね。

さて、明日は実質的な旅の最終日、平泉寺、一乗谷を回って敦賀のフェリーターミナルまで走ります。

今夜は余震がありませんよ~に。

お休みなさい。

つづく