久種湖畔キャンプ場(礼文町)

【2020年9月9日】

 




まぶしい朝陽に起こされた。

今日もいい一日になりそうだ。



今日は礼文島で1番高い場所、礼文岳に登るからガッチリと朝ご飯です。


礼文岳の登山口は、キャンプ場から8kmほど離れた内路(ないろ)の集落にあります。



さて、キャンプ場をNMAXで出発!!

久種湖から見える礼文岳。

あの頂上まで頑張るよ。



内路の礼文岳登山口に着きました。



礼文岳は標高490m。

「低いじゃん?」と侮るなかれ。

360度海に囲まれた離島の最高峰は標高は低くとも、海抜ゼロからスタートし、トドマツ帯、ダケカンバ帯、ハイマツ帯と一気に森林限界へ。そして突風吹き荒れる別世界。




さあ、行くぞ!

9時ちょうどに登山開始。

礼文岳に登るのは、島から転出して以来だから20年ぶりかな。

青空へと続くつづら折りの急な登山道で、まずはウォーミングアップ(笑)

20年前より体が重いぞ^^;



つづら折りの登山道で一気に高さを稼いで、振り返ると内路漁港と青い海。


荒くなった呼吸に優しい、トドマツの森を行く緩やかな山道。


トドマツからダケカンバの森になってきた。空がどんどん近くなる。


手前の「ニセ頂上」の背後に「本物の頂上」見えた(笑)。まだまだ遠いな^^;


ダケカンバとハイマツが混じってきたぞ。


礼文岳の森林限界は350m。北海道の大雪山系は1500m位だから、ここはもう高山帯。


いい景色だー。疲れも吹っ飛ぶ。


あと少し、あと少し。重い足を少しずつ前へ。


頑張れ、頑張れ。頂上は近いぞ。


吹っ飛ばされそうな強風を浴びながら、最後の頑張りだ!!


頂上キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!



今日は雲が多いかな。利尻島、北海道は見えないや。

頂上でゆっくり弁当でも広げたいところだけど、実は立ってるのがやっとな強風が吹き荒れてる。

ちょっと長居は無理、残念だけど早々に下山。




振り返ると、さっきまでの青空はどこへ。頂上はすでに雲の中。

そう考えると、いいタイミングで登ったな。




雲がスゴイ速さで流れてる。

一気に気温も下がってきた。

下山するまで雨降らないでくれ~。



赤岩の集落が見えてきた。登山口はもうすぐだ。



今朝、苦労したつづら折りの登山道まで降りてきた。

最後に転ばないよう慎重に。




12:10登山口まで無事に下山したε-(´∀`*)ホッ

往復3時間の登山でしたが、達成感もあり満足、満足。

昨年は登る予定の前日に礼文島トレイル8時間コースをハイペースで歩きすぎて、翌日まで残るダメージを負って断念しただけに、今年は登れて良かった、良かった。

汗だくの顔を冷たい水で思いっきり洗って、着替えてすっきりしてから、頂上で食べるはずだった弁当をほおばりました。



心地よい達成感をもってキャンプ場に戻ってきました。



シャワーを浴びてさっぱりしたら、今日も漁協で買っちゃった、こりっこりのツブをつまみに角ハイボールで乾杯。

こんなに新鮮で美味いツブが食べられて幸せ~♪



少し風が出てきたので、テントの中から暮れていく久種湖をのんびり眺めながら晩酌の続き。



汗かいたから塩分が足りない!!

塩ホルモン焼きながら、苦いサッポロラガーが染みる~(≧∇≦)b




そして今夜の〆は男山「最北航路」・・・演歌だな~(笑)

そんな気分で、今日一日をふり返りながら最北限の島の夜を楽しみました。

明日は歩きます!

 

つづく