湯の元温泉野営場(三笠市)

【2020年10月17日】

 




山奥の温泉宿のご主人が、その裏山の笹を刈り払って「ソロ専用」キャンプ場を始めたらしい。

キャンプ場作りを楽しくやっているのをご主人のブログでワクワクしながら見ていたので、公式オープン宣言を聞いて、早速、紅葉が輝く峠を越えて行って来ました。




道中、旧幌内線の唐松駅に立ち寄って一休み。

駅舎は1987年の廃線から30年以上が経っていますが、地元有志によって大切に守り続けられています。




受付を済ませ、期待に胸膨らませて早速サイトがある裏山へ。

笹藪を切り開いて作られたサイトは野趣にあふれ、その区画は刈り残した笹で仕切られており、隣のキャンパーの気配すら感じられない本格的な「ソロ専用」な造り。

あえて芝生にしなかったという地面は直火OK。

非常に刺激的なキャンプ場です。



10区画あるサイトを全部見て、今回はこの場所にしてみました。



山奥だけに日が陰り始めると急に気温が下がってくる。

暖かいうちに焚き火を始めます。

 


暖は確保した。さて、今日も早速プシュッと始めましょう!!

 



まずは「ファミチキ」を赤ワインとオニオンスープで煮込んで、ちょっといい料理風に(笑)

うん、なかなか美味い!!




続いて第二弾はメスティンで作ります。


美味しい香りと湯気が立ち上るメスティンの固形燃料の火が消えるまで、紅葉の木々の間をゆっくり流れていく雲を見上げながら、のんびり過ごします。


火傷しないように気をつけてメスティンのフタを取ると、美味しい豚バラと白菜のミルフィーユ完成。


ほろ酔い気分でいい時間がゆっくり流れていきます。


続いて、豆苗の肉巻き蒸しシャブできあがり。


ポン酢に付けていただきます。う~ん美味いぞ!!


山の夕暮れは早い。焚き火台に薪をどんどん追加します。



冷え込んできたので、オリーブオイルとニンニクで麺を炒めて、グリーンカレーをかけた、辛い焼きそば。

一気に体が温まります。



暗闇が支配する中、爆ぜる焚き火。



最後は熱燗で暖まります。

効くぅ(*~ρ~) プハァ~!!




今夜は意識が遠のくまで焚き火を楽しんでからテントに入りました。

いい夜だったな~。



【2020年10月18日】


テントに差し込むまぶしい朝陽に起こされた。


心地よい空気感の中、ゆっくりと飲んだ苦いコーヒーは、とても美味く感じました。


キャンプ場の一番奥にある「ご神木」を参拝。



朝ご飯はコンビニのおにぎりを野菜を入れた白湯スープと煮込んでみました。

これがまた、とても美味い!!

 



そろそろ帰る準備を始めなきゃ。

それにしてもいい天気。




ちょっと早めのお昼ご飯は、残り野菜とインスタント麺をメスティンに入れて、焼き煮込み風ラーメン。



夜露に濡れたテントもすっかり乾いて撤収完了。




温かい日差しの中、昨日走って来た紅葉の峠を抜けて帰路に就きました。

 

もう一日泊まっていきたい、帰るのが惜しいと感じられる、とても良いキャンプが楽しめた休日でした。

野趣あふれるキャンプ場。また来たいと思います。