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やりたいことをやる夏休み10Days(10)~「汽笛一声」丸瀬布発・旅の日々から日常へ [バイクキャンプ]

【2021年8月22日】

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今朝もまぶしい朝陽に目が覚めた。
C= (-。- ) フゥー、いよいよ帰る日か・・・。
夏休み10日間のうち、雨で停滞したのは1日だけ。
ほんと天気に恵まれたな~。

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今日は丸瀬布ICから紋別自動車に乗り、道央自動車道を経由して札幌まで帰る約250キロのコース。
95%以上が高速走行だから、寄り道もないし、あっという間に”現実”へ(笑)

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いつものようにコーヒーを飲みながら朝食の支度。
といっても、米は使い果たしたからパックの白米と味噌汁、缶詰類で簡単に。

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丸瀬布のキャンプ場では、かつて森林鉄道で使われていた”本物”の蒸気機関車が動態保存されていて、場内にある1周約2キロのコースを30分間隔で走っています。
せっかくだから、山中に木霊する一番列車の汽笛を聴いてから帰ることにして、撤収後は発車時刻までキャンプ場の中を流れる武利川の畔を散歩して過ごしました。

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朝10時ちょうどに「ぽーぉー!!」っと本物の汽笛が森の中に響くと、シビれるドラフト音を立てながら「雨宮21号」が客車をひいて走って来ました!!

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「雨宮21号」は東京・雨宮製作所で製造された初の国産11トン機関車。
1928(昭和3)年、丸瀬布-武利意森林鉄道に配属され、国有林から伐り出した丸太や生活物資の搬送に携わってきたが1958(昭和33)年に廃止。
地元の強い要望で1976(昭和51)年、林野庁 北見営林局から旧丸瀬布町に譲渡され、町は“森林公園いこいの森”を建設、機関車を走らせた。
森林鉄道蒸気機関車の動態保存は全国で唯一のもので「北海道遺産」にも選定されています。

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90年も前に作られた蒸気機関車が今日も森の中で、もくもく煙をあげ、優しい音の汽笛を鳴らし、力強いドラフト音を立てて”生きている”。この勇姿、10日間の夢のような旅から現実へ戻る今日の私には、これ以上響くものはないかもしれないな。
さて、そろそろVストローム250に跨がって走り出そうか・・・さようなら、楽しかったキャンプツーリングの日々。
 
このあとはずーっと高速道をひた走る消化試合なコース。
でもこの間、250CC、2気筒のエンジンは9,000回転(*゜∀゜)で回り、強風、爆音、振動を容赦なく私に浴びせ続け、そんな刺激に”生きてる実感”・・・を感じてしまうのはバイク乗りの病気でしょうか(笑)

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さて、高速を降りたらもう、すぐに我が家。

10日間のキャンプツーリング。1,880km無事に走り切って帰宅しました\(^o^)/

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あらためて走って来たコースを見返すと、この線に囲まれた中には、未だ見ぬ世界、行きたいところが沢山あり、そして、やり残したことだらけ。

誰が言ったか知らないけれど「やり残したことがあるかぎり、旅は終わらない」。
ほんと、そう思います。
 
楽しかった思い出にひたる間もなく、もうすでに、頭の中では来年に向けた妄想が始動!!
でもまあ、ひとまず今夜は久しぶりに「布団」で寝ます(笑)
 
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それではまたね。
来年の夏休みに向かって”つづく”

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やりたいことをやる夏休み10Days(9)~さようなら知床の青い海、そして最後の夜 [バイクキャンプ]

【2021年8月21日】

丸瀬布いこいの森キャンプ場へ(遠軽町)

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今朝は一斉に出航する漁船のエンジン音に目が覚めて、ちょっと早起き。
まだ太陽は見えないけれど、今日もいい天気になりそうだ。

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朝の海が見たくて展望台に来てみた。
かすかに流れてくる宇登呂湾を渡る潮風が寝ぼけ眼に心地良い。

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森の向こうから朝陽が昇ってきた。
そろそろ朝ご飯の支度をしようか。

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まずは色々入れて出汁取って、何を作るかというと。

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なんか塩ラーメンが食べたくて昨日買っておいたのさ。朝からラーメン(笑)

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ライダー御用達のセコマ総菜。
昨夜のつまみように買ったものもあるけど、「鮭まつり」やってお腹いっぱいになったので、今朝は一気に消費してパワーを付けます(笑)

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撤収、積載完了したので出発です。

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今日は知床野営場から網走湖まで北上し、そこから内陸に入り、丸瀬布まで走る約200kmのコースです。

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知床を去る前に、きれいな青い海をもっと見ておきたくて、国道を離れて山道へ。
吸い込まれそうな青い海にしばし見とれていました。

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緑のトンネルを抜けて進みます。

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青い海を見ながら、海岸にある国道より高い位置にある山道を走りました。

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定番スポットの「オシンコシンの滝」に立ち寄りました。
水量の少ない季節なので滝の流れは半分の幅ですが、水しぶきの中、ちょっと涼んできました。

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さて、青い海ともそろそろお別れです。

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斜里町には「天に続く道」というのがあるらしい。
その道へ向かって海岸を離れ丘を登ってくると、大きなひまわり畑が広がっていました。

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「天に続く道」 キタ―――(゚∀゚)―――― !!
これは斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルート(国道334号・244号線/斜里国道)で、道の先が“天”につながっているように見えることから、この愛称が付けられたそうです。
見事な「北海道的」直線道路(*゜∀゜)!!

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いや~北海道ツーリング最高\(^o^)/・・・道民ですが(^^ゞ
松山千春「大空と大地の中♪」が脳内で繰り返し鳴り響く景色が続きます。

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さて、斜里町には寄らねばならない「鉄道遺構」があります。
森の奥深くに謎のモノリス?

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古代遺跡を発見したかのような驚きを感じる、旧国鉄「根北線」の通称「越川橋梁」のアーチです。

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斜里駅(現・知床斜里駅)と越川駅を結んだ国鉄根北線(こんぽくせん)。
この路線は、計画では越川駅から先の根北峠を越え、標津線の根室標津駅と結ぶ予定で建設が続けられ、昭和14年に完成したのがこの越川橋梁(第一幾品川橋梁)ですが、越川駅から先は一度も列車が走ることなく昭和45年に廃線となっています。
北方警備の重要な場所として、突貫工事を余儀なくされたため、労働者に対する過酷な使役があり、強制連行された人たちのなかには人柱となった人もいると地元では語り継がれているそうで、お盆を過ぎたばかりの橋台には花が供えられていました。

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北海道の鉄路には橋やトンネルは完成したのに全線開通前に廃止になってしまった未成線がたくさんあります。

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今日も脇道、寄り道がいっぱい。
気になる道があるとついついスッと入ってしまうのがバイク旅。
砂利道は転倒注意・・・油断大敵、冷や汗たらたら(笑)
でもやめられないwww

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いろいろ寄り道したので、網走湖を回る頃には疲労感が募り写真撮り忘れました。
雨停滞がなければ網走湖で一泊する予定だったので、それはまた今度のお楽しみ。
遠軽町の市街地で買い出ししてから「丸瀬布いこいの森キャンプ場」に入り、河原のサイトにテントを張りました。

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「夏休みキャンプツーリングの最後の夜」のために遠軽で買ってきたのはこれ!!
”サロマ湖産”の「牡蠣」(≧▽≦)b
夕方入ったスーパーでタイムバーゲン「半額」シール付きに思わず手が伸びました!!
そしてビールはちょっと高くてすごく美味い”SORACHI(空知)1984” \(^o^)/

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厚岸の牡蠣とはまた違った味わい。
1枚1枚大切に焼きながら、美味しくいただきました~最高♪

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そして地元のホルモンも、1切れ1切れ大事に焼き、夏休みキャンプツーリングの思い出をふり返りながら噛みしめました。

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明日目覚めたら”帰る日”なんだよな~。
いつもより長めに夜空を眺め、川のせせらぎに耳を傾け、至福の時間を過ごし、テント9連泊目の眠りにつきました。

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やりたいことをやる夏休み10Days(8)~はるばる来たよ知床峠\(^o^)/ [バイクキャンプ]

【2021年8月20日】

知床野営場(斜里町宇登呂)へ

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風雨の一夜が明けて、今朝はとっても良い天気。
知床峠方面も上空には雲はなし。
これは最高の景色の中を走れるかな。期待感o(^-^)oワクワク

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朝から「ウニ丼」(≧▽≦)b
・・・嘘です、ホヤたっぷり、磯の香りご飯♪

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今朝も大きな国後島が目の前の海に浮かんでいます。

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野菜たっぷり味噌汁とライダー御用達(笑)のセコマ総菜でパワーを付けて出発です。

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今日は知床半島の行き止まり「相泊橋」まで行ってから、知床峠を越えて宇登呂(うとろ)まで走ります。
「え? 知床岬までは車で行けないの?」って思う方もいますよね。
知床岬は日本で到達するのが最も困難な岬と言われ、船での上陸も厳しく規制されています。
だから世界自然遺産としての自然が保たれているんですよね。
知床岬までは道なき道を歩いて、往復2泊3日はかかるそうです。

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青い空、青い海、素晴らしい天気に\(^o^)/

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途中、「二ッ岩キャンプ場」を偵察。目の前に国後島を望む、素晴らしいロケーションです。

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地の果て「相泊橋」まで来ました。
この先には、山登り、岩登りなどに相当な経験値を持つ人しか進めません。
ましてやヒグマの巣ですから。
入山届を出す小屋には、どれだけハードで危険な道のりが待ち構えているか説明されていました。

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↑ここが行き止まりの「相泊橋」です。

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「相泊橋」の海岸には沢山のテントがありました。
知床岬への前線基地なのか、昆布干しのバイトさんの集落?
それにしても素晴らしいロケーションです。


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いつもの脇道、寄り道は砂利道、転倒注意です(^_^;

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さて、そろそろ羅臼の町ともお別れです。
行くぜ!知床峠!!

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つづら折りのカーブが続く知床峠。
キャンプ仲間に「バイク初心者がだいじょーぶ?」と冷やかされましたが(笑)
乗用車が普通に走る道。同じ速度で走れば大丈夫です。
まあ、限界走行を楽しんでいる方もちらほら見かけますが(^_^;・・・それじゃ景色見えないじゃん。


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知床峠頂上キタ―――(゚∀゚)―――― !!
ほんとすごくいい天気で感動的\(^o^)/

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オホーツク海を見下ろすと国後島がちゃんと見えてます。

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羅臼岳をバックに愛車の写真を撮るみなさん。
雲の流れがとても速いので、どのタイミングでシャッターを切るのが一番格好いい背景になるかな。

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ずーっと峠で旅情を感じながら佇んでいたいけど、宇登呂側へ下ります。
でも、時折、バックミラーに映る景色を安全な場所に停車して振り返りたくなります。

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峠を下りてきて振り返ると、見事な知床連山\(^o^)/
写真でしか見たことなかったから、感動的だわ!!
ほんと好天に恵まれました(*^^)v

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バイクを降りて、知床五湖の散策へ。
ヒグマが登って来れない高圧電線に守られた高架木道を歩いて安全に五湖のうち「一湖」へ。
「二湖」以降へは、安全と世界遺産の環境保全のため、フィールドハウスで講習を受けた上で、ガイド付きのツアーでしか立ち入ることはできません。次回はじっくり講習を受けて歩いてみたいな。

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「一湖」から知床連山を望む。ほんといい景色です。

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こんな感じで五湖があるんですね。今回はホントに入口だけです(^^ゞ

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いつまでも佇んで景色を見ていたいけど、陽も少しずつ傾いてきたから、名残惜しく高架木道を引き返します。

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軽く汗をかいたので、「知床流氷サイダー」でクールダウン!!

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来た道を引き返し、今夜の宿「知床野営場」へ向かいます。

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「国設知床野営場」に到着。このキャンプ場は林野庁の知床森林生態系保全センターの構内にあります。

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リゾートホテルが立ち並ぶ界隈とは思えない自然度です。
傾斜があるので、なるべく平らなところを探してテントを張りました。

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設営を終えたら徒歩5分にあるウトロ温泉「夕陽台の湯」でさっぱりと。

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ここもライダーの聖地と言われるキャンプ場の一つ。
今日一日を無事に走り終えたライダーが続々到着です。
道内ナンバーなんて私しかいないんじゃないかなってくらいに全国区なキャンプ場です。
みんなソロキャンプだからほんと静かです。


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つまみを探しに漁協の直売所に行ったけど今日は休漁日で獲物なし。
ということで、道の駅で「鮭のたたき」と「スモークサーモン」買ってきました。

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今夜は知床「鮭」まつり(≧▽≦)b、そして大事に運んできた「北海しまえび」♪で今宵もビールが美味い。

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そして、〆はやっぱり炭水化物。。。なんか毎晩、焼き麺食べてる気がwww

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ほろ酔い加減でキャンプ場の展望台から夕暮れの宇登呂湾を望みながら今日1日の感動的なツーリングを振り返りました。
はるばる知床まで来て良かったな。
キャンプツーリング9日目となる明日からは名残惜しくも帰路となり、斜里~網走湖を回って丸瀬布まで走る予定です。
お休みなさい。

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やりたいことをやる夏休み10Days(7)~北海しまえびを買い込んで知床へ [バイクキャンプ]

【2021年8月19日】

羅臼オートキャンプ場へ(羅臼町)

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別海町の朝は、別海牛乳と別海ヨーグルトで決まり!!

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明け方には雨も上がり、陽も差してきたから、濡れたテントもしっかり乾かせそう。

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朝食にはセブンイレブンでパンを買ってきたけど、どうせなら別海の美味しいパンにすれば良かったな(笑)
残り物の鍋を空にしたら、急いで出発準備です。

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テント類もすっかり乾いたし、2日間お世話になった別海ふれあいキャンプ場から出発です。
きっとここにはまた泊まりに来ると思うな。

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今日は尾岱沼(おだいとう)~野付(のつけ)半島~標津(しべつ)を走って、知床の羅臼(らうす)まで進む約150kmのコースです。

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アップダウンが続く根釧(こんせん)台地の酪農地帯を走って海岸線に向かいます。

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野付の海岸まで来ると国後島(くなしりとう)が見えてきました。

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野付では大事な用(笑)があって、漁協の直売所へ。

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あった!、ありました!
尾岱沼産の”本物”の北海しまえび\(^o^)/
これは今回のキャンプツーリングの”裏テーマ”第2段!!
「尾岱沼名産の”北海しまえび”をお腹いっぱい食べる」
今夜20年来の夢(笑)がかなうwww
大事にクーラーバックに収納して先へ進みます。

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寥々(りょうりょう)とした景色が果てしなく広がっている野付半島。

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海水浸食により立ち枯れたミズナラ林が続くナラワラ。

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寂寥感漂う野付埼灯台。ひとり旅では、しばしこんな景色にひたってしまいます。

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野付半島から国道に戻って標津町へ向かいます。
町の中心部にある旧標津線の根室標津駅跡には転車台とC11蒸気機関車が保存されています。
駅舎やホームもあれば最高なんだけど。開発されずに廃線跡に転車台が残っているだけでも奇跡的。
この遺構の価値に気づいた「標津転車台保存会」さんが大切に守っています。

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さらに海岸を北上すると知床半島の羅臼町の町並みが見えてきました。
知床峠方面は雲の中で天気が悪そう。

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今日のゴールである「羅臼オートキャンプ場」着きました。
ヒグマが当たり前に生息する知床だけあって、キャンプ場の周囲は電気柵に囲まれており、出入りの際は毎回この柵を自分で開け閉めしますが、高圧電流が流れているので感電(||゚Д゚)ヒィィィ!しないように注意が必要です。

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サイトの正面には大きな国後島が見えます。
夏休みには満員であっただろう広大なフリーサイトは、今夜は貸し切りのようです。

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テントを張り終えたら羅臼の市街地と国後島が見渡せる「羅臼国後展望塔」へ。
国後島は全長122kmもあり、面積は沖縄本島よりも大きいそうです。

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知床峠方面はなんか暗いし、天気悪そう。今日越えなくて良かったな。

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羅臼から国後島までは26km程離れているそうですが、小さなカメラでもこんなにはっきり写るとは。
北方領土の国後島がこんなに大きくて、近くにあるとは驚きでした。

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さて、温泉につかってさっぱりしたらキャンプ場に戻って、お楽しみの始まり。
大事なエビちゃんは、今夜は半分だけにして、残りはクーラーバックへ。
尾岱沼の北海しまえびを初めて食べて、その美味さに感動したのは、約20年前の尾岱沼キャンプ。
当時は予算もなく、ほんのちょっとしか買えなくて、帰宅後「もっと食べてくれば良かった~」と後悔。
都市部で買うととても高価。安く出回っている”ロシア産”北海しまえびは、姿は似てるけど・・・ちょっと違う。
いや~本物は美味い! 美味い!! ムシャムシャ(*´ 艸`)
さらに私の大好物のホヤもつまみ、ビールが進みすぎ\(^o^)/

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そして、〆は焼きラーメン。
テントの外は風雨ですが、いや~幸せな夜になりました。
明日は知床峠を越えて宇登呂(うとろ)まで走る予定です。
明日天気にな~れ。お休みなさい。

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やりたいことをやる夏休み10Days(6)~雨停滞・キャンパーと交流する夕べ [バイクキャンプ]

【2021年8月18日】

別海町ふれあいキャンプ場

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昨夜から続く雨音に微睡むキャンツー6日目の朝。
今日は雨停滞で休養日にしよう。

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テントでゴロゴロして、もう寝飽きた9時頃から朝ご飯の支度です。

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昨夜のキムチスープの鍋に食材をプラスして、あとはメスティン飯とスーパーの煮染めです。

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このあとは洗濯して、ラジオを聴きながらのんびりコーヒータイム。
狭いテントもすっかり体がなじんでる(笑)
お昼頃、管理人さんが「お昼の弁当の出前が取れるけどどう?」って、みんなに聞いて歩いてました。
なんて便利な立地にあるキャンプ場。
お昼過ぎからは温泉のジャグジーに浸かって、とろけてるほどマッタリな時間。

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「温泉上がったら管理棟でビール飲んでいきなよ~」って管理人さんに誘われたからには参戦せねばなるまい(笑)
ここのキャンプ場の管理等は、ビールや軽食が食べられるスペースがあって、夜は長期滞在者やライダーが酒を持ち寄ったりして集まるサロンに。
道内在住者は私だけで、長期滞在している皆さんは、このキャンプ場が北海道でナンバー1だと思うから、毎年来てるんだよ~って。「札幌から道東はなかなか遠くて来れなくて」って話す私に、「俺たちみんな道外から来てるんだから遠くないべさ~」って笑われちゃったわ。


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定番メニューはこんな感じ。
夜8時の閉店まで、みなさんの色んな旅話を聞かせてもらいながら、楽しく夜を過ごすことができました。

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さて、テントに戻ったら1人で2次会。
まだ降り続いている雨の音を聴きながら、スーパーで買ってきた半額の刺身とメスティン飯をつまみながら、さらにのんびりとビールを飲みました。

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一日中降り続いている雨も明朝にはやみ、青空が広がる予報。
明日はテントをしっかり乾かしてから知床方面に向います。

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やりたいことをやる夏休み10Days(5)~バイクに乗っても鉄道からは離れられないwww [バイクキャンプ]

【2021年8月17日】

別海町ふれあいキャンプ場へ

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鮭ご飯と味噌汁で朝食をすませて、2泊ゆっくり過ごした「MO-TTOかぜて」を出発。

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今日は根室本線の駅巡り、日本最東端の納沙布(のさっぷ)岬、旧標津線、植民軌道の遺構を回って別海町に至る約180kmのコースです。

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浜中町を去る前に、根室本線「浜中駅」に立ち寄ると、次元と五右衛門が待っていてくれました。

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駅の窓口には峰不二子ちゃん!!

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ちょうど根室発、釧路行きの列車がホームに入ってきました。
根室本線を列車で旅したのは学生時代。もう30年ほど前か・・・懐かしい。
今度は列車で来るのもいいかな。

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浜中町内の最後の駅は「姉別駅」。

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こちらは銭形のとっつぁんとルパンがピストル向けてます。
さて、ルパンの町ともそろそろお別れ。

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浜中町を抜けてすぐだけど、もう一つ寄ってみたかった「厚床駅」へ。
このホームのベンチに座って、牧歌的な景色の中を通り過ぎる列車を1日中ずっと眺めていたいな。
次回は「青春18きっぷ」でこのホームに降り立たねば!!
根室本線には魅力的な駅が沢山あって困ります(笑)


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大分のんびりしたのでスピードアップしなきゃ。
霧の多い根釧地域ならではの「防霧保安林」(※)の中を駆け抜けます。
 
※17種類ある保安林の1つで、森林によって空気の乱流を発生させて霧の移動を阻止したり、霧粒を捕捉したりすることで霧の害を防ぐために守られている森です。
 
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森を抜けて落石(おちいし)岬に続く、海を眺められる台地に出ました。
ここから落石岬までは車両通行止め、徒歩で往復3時間のコース。
残念ながら今回は時間が足りない。
次に来たときは「根室フットパス」を1日かけて歩くぞ!!
・・・やりたいことが増えていく~www

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この高台に建つのは北海道の無線発祥の地「旧落石無線電信局」。
1908(明治41)年、北米航路の要衝として船舶や航空機と無線電信を行うため設置され、千島・樺太(サハリン)・カムチャツカの陸上局(電信局・郵便局)とも固定通信業務を行っていたそうです。
アマチュア無線家としては外せない観光スポットです(笑)

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根室を目指して走り出すと、ユルリ島とモユルリ島が見えてきました。
2つとも無人島で天然記念物に指定されているので上陸はできないそうです。

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お昼過ぎに根室の町に入りました。
とってもお腹が空いたので、根室と言えばこれ!!

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根室のタイエーの「やきとり弁当」は、函館で有名な長谷川ストアのやきとり弁当の「暖簾分け」だそうです。

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いや~美味い!美味い!
大満足です。
晩酌用にタイエーの焼き鳥も4種類ほど買い込みました^^v

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やきとり弁当でパワーが出たところで、遮るもののない絶景が続く道を走り、日本最東端の地「納沙布(のさっぷ)岬」へと進みます。

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日本最東端にキタ━━━(゚∀゚).━━━!!!

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納沙布岬灯台の向こうの島影は「勇留島」かな?、その後ろにあるのは水晶島?

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納沙布岬から歯舞諸島をのんびり眺めていたら、もうかなり陽が傾いてきた。走らなきゃ。

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根室半島は遮るもののない台地が続き、木々を見ると風の吹く方向がよくわかります。

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根室の市街地をバイパスで抜け、広大な牧草地の中を貫くパイロット国道を走ると別海町(べつかいちょう)に至ります。
国道沿いには旧標津線の「奥行臼(おくゆきうす)駅」が当時の姿のまま大切に残されています。

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風情ある木造駅舎の、これまた風情のある駅窓口。

「標津線」は釧網本線の標茶駅(標茶町)~から分岐し、根室標津駅(標津町)に至る本線と、同線の中標津駅(中標津町)で本線から分岐し、厚床駅(根室市)で根室本線に接続する支線から成り立ち、1989年(平成元年)に廃止となっています。
 
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待合室も当時のまま。

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昔の映画に出てきそうな佇まい。軒下のベンチで1日ぼーっと過ごすのもいいな。

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今にも森の奥から単行の気動車が走ってきそうな風情が、好きだな~。

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こんな風情ある駅舎が廃止から30年経ってもきれいに残されているって奇跡的かも。

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そして、もっとすごいのは奥行臼駅の向かいには、国鉄に接続する形だった「別海村営植民軌道」の風連線「奥行臼停留所」も残されているってこと。
当時、走っていたレールバス(自走客車と呼ばれる小さな気動車)、物資の輸送に使われていた小型ディーゼル機関車、そして転車台の跡も残されています。

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質素な造りですが、温風暖房が備えられた車内は当時、画期的だったらしい。

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このレールバスには昭和38年に釧路製作所で製造されたことを示すプレートが付いていました。

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レールバス、小型ディーゼル機関車、貨車、そして転車台の跡。
簡易な鉄道である「植民軌道」がこのレベルで残されているってすごい!!

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植民軌道は開拓期、この地域の発展に重要な役割を果たしてきたそうです。
かなり傾いた陽に演出された奥行臼の光景は、まるでタイムスリップしたかのよう。
今日一日の疲労感と相まって、不思議な気分が醸成されました。
ここでキャンプしたい(笑)・・・そういうわけにはいかないので、もうひとがんばり走ります。

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今夜は別海町ふれあいキャンプ場に泊まります。
場内には、リタイヤされた長期滞在者と一夜の宿を求めて走って来たライダーが10組程。
静かな夜が過ごせそうです。

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今日はいろいろ見て回ったから疲れた~。隣接する町営温泉にとろけるほど浸り、癒やされてテントに戻ってきました。
今夜はスーパーで買ってきた「お寿司」(値引きシール付き)です\(^o^)/。
実は昨晩、キャンプ仲間から浜中町まで行ったんだからと、美味しいお寿司屋を紹介されて、とても楽しみにしてたんだけど、観光客の少ない昨今、なんと!!夜営業は休み。゚(゚´Д`゚)゚。ウァ─ン
そこから「お寿司」に執着(笑)

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あとは残り野菜でキムチスープっぽいものを作りました。

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そして、お昼に根室のタイエーで買ってきた、おいしい焼き鳥をフライパンで温めてと。
今日一日をふり返りながら、とても酔い心地の良い夜となりました。

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静かな夜更け。
明日は1日雨予報なので・・・ここで停滞して連泊になりそうです。
疲れた~、お休みなさい。

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やりたいことをやる夏休み10Days(4)~霧多布湿原・ルパン三世・そして牡蠣 [バイクキャンプ]

【2021年8月16日】

MO-TTOかぜてキャンプ場(浜中町)

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連泊なので今朝はテントの撤収がないのでのんびり~。
お隣さんはすでに出発(^^ゞ

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朝食はネギをたっぷり入れてたラーメンを味噌汁代わりにして簡単に済ませて、湿原歩きに出発!!

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琵琶瀬(びわせ)展望台から霧多布湿原を望みます。
パンフレット写真のような晴れた絶景はまた今度。
曇ってるのが残念ですが、湿原らしいシトシト感でヨシ!としよう。

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湿原に花々が咲き誇る観光シーズンは過ぎ去り、風の音しか聞こえない一筋の木道を独り歩きます。
私のひとり旅には静かに過ごせるこの空気感が一番。

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この季節はひっそりと咲く花を見つけるのが宝探しみたいな感じ。
ツリガネニンジンは小さな鈴がぶら下がっているみたいで可愛いね。

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木道は観光客のためだけにあるわけではないようです・・・エゾシカの生活道路でもある(笑)

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湿原をのぞき込むと一輪のエゾフウロが咲いていました。
満開の時期と違って、今は一輪だけっていうのにとても希少感。

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「大変だ!!」湿原に油が浮いている(*゜∀゜)

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違うんだねε-(´∀`*)ホッ
てっきり汚染されてるって思ったら、これは湿原の鉄分。
これが川によって海に運ばれて昆布などの海藻や植物プランクトンの栄養になるんだ(*゜∀゜)

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地味な色彩の季節に、ハマナスのピンク色の花がひときわ鮮やか。

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この季節の霧多布湿原はほとんど人と会いませんが、エゾシカとはよく会います(^^ゞ

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湿原をのんびり歩いたらお腹が空いてきたので、珍しくカフェに入ってみた。
「やちぼうずカフェ」は、霧多布湿原の民有地約1200ヘクタールの内、開発の可能性が高い地域、タンチョウの営巣地などの保全を図るため、全国に呼びかけ用地の買い取りを進めている「霧多布湿原ナショナルトラスト」が運営しています。
ほんのちょっとだけど、活動の足しにもなればという気持もあったし。
しばし、クラムチャウダーとパンとコーヒーで、カフェの窓辺から湿原を独り占め。

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お腹も心も満たされたところで霧多布岬へ。
途中にある浜中町役場への案内は”ルパン三世一味”が担っています。

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浜中町役場入口には峰不二子ちゃんが!

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霧多布岬(きりたっぷみさき)に着きました。
正しくは湯沸岬(とうふつみさき)というそうですが、「ゆわかし岬」と読む人が多いため、現在では霧多布岬と通称されているんだって。
湯沸岬灯台の先に続く遊歩道を歩きます。

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もうあまり花のない季節だけど、ひっそりと咲く花々に目を配りながら進みます。

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浜中湾と琵琶瀬湾を区切るように太平洋に突き出した岬の先端では荒波が暴れています。

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曇り空の景色の中でひときわ鮮やかなハマナスの真っ赤な実に目を奪われます。

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続いて霧多布半島の西の端にある「アゼチの岬」へ。
ここからは小島・ゴメ島・嶮暮帰(けんぼっき)島を望め、遥かに琵琶瀬湾、浜中湾の海岸線を見渡すことができ、真夏の落日はすばらしいらしい。
今回は天候の関係で「霧多布岬キャンプ場」ではなく、町内の内陸側にある「MO-TTOかぜて」に泊まることにしたけど、次回は岬に泊まって、そんな光景を堪能したいな。

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みんなこんな店に入ってみたいよねwww
岬巡りを終えて浜中町の市街に戻ると「ルパン三世通り」ってのがあって、
そこには「パブ・フジコ」、「次元バー」などがあって、これらは仮想店舗なんだけど、「もしこんな店があったらどんな感じかな~」と妄想を楽しませてくれます。

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きっと渋いバーなんだろうな。残念ながらクローズ(笑)

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茶内駅前には「居酒屋五エ門」が!!
斬鉄剣でぶった切った料理が出てくるかな(笑)

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浜中の自然を堪能したら、今夜もお楽しみの「牡蠣まつり」(笑)の準備です。
ブランド牡蠣の”丸えもん”を沢山買い込んできました\(^o^)/

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霧多布温泉「ゆうゆ」に入ってさっぱりしたら、急いで「MO-TTOかぜて」に戻って火熾し。
「牡蠣には”白ワイン”だべや!!」っていうキャンプ仲間からのメッセージ。
今夜は白ワインを飲み飲み1個1個大事に牡蠣を焼きました。

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小ぶりの牡蠣だけど、「なまら美味いわ~」。
そして白ワインとの相性も「なまらヤバい!!」

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美味しい牡蠣をお腹いっぱい食べて幸せな気分でお休みなさい。
明日は根室、納沙布岬を回って別海まで走ります。

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やりたいことをやる夏休み10Days(3)~北太平洋シーサイドラインを抜けて「牡蠣」まつり\(^o^)/ [バイクキャンプ]

【2021年8月15日】

MO-TTOかぜてキャンプ場(浜中町)へ

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早朝から子ども達のはしゃぐ声に、自分が子どもだった時代の家族キャンプの朝をなんとなく思い出しながらウトウト目を覚ます。

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味噌汁を作りながら、まずは1杯のコーヒーから。

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昨夜炊いた冷やご飯は、チャーハンにして温めて、簡単に朝ご飯。

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テントを撤収してキャンプ場を出てコインランドリーへ。
キャンプ場の洗濯設備は乾燥機も小さいし時間とお金ばかりかかるので、最近はどこの町にも大型乾燥洗濯機を備えたコインランドリーがあるので、こっちで一気に片付けます。

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洗濯から乾燥までの約1時間は、ツーリングマップルを見ながら今日1日のコースを確認。

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今日のルートは、釧路市街を高規格道路でバイパスし、釧路町から昆布森の海岸を走り、牡蠣の町「厚岸町」を通って浜中町に至る約130kmのコースです。

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絶景が続く道道142号には、海岸の集落へ降りる枝道がいくつもあります。
脇道を見つけるたびに、この先にはどんな景色があるかなと、時間が過ぎるのも忘れて、ついつい寄り道。

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離島にでも来たかのような景色。

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なんか礼文島の西海岸にいるみたいな錯覚。

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きれいな青い海と白い波の光景についついバイクを止めて見入ってしまいます。


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高台から輝く海を見下ろす景色。
海のない町に暮らしているので、こういう光景に何度もバイクを止めました。
知方学(ちぽまない)、賤夫向(せきねっぷ)、分遺瀬(わかちゃらせ)、老者舞(おしゃまっぷ)、仙鳳趾村(せんぽうしむら)なんていう絶対読めない!!難読地名の集落を走り抜けたら、牡蠣の町「厚岸町」(あっけし)で今晩のお楽しみのでっかい「牡蠣」を買い込んでから、今夜の宿営地「浜中町」へ。


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やって来たよ、モンキー・パンチの故郷「浜中町」へ。

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JR根室本線「茶内駅」ではルパン三世が「お~!よく来たな!」って出迎えてくれます。

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そのあとは「霧多布(きりたっぷ)湿原」のど真ん中に続く道を走り抜けました。
湿原は明日、じっくり歩く予定です。

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浜中湾の夕景を眺めながら、キャンプ場へ向かいます。

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MO-TTOかぜてキャンプ場に着きました\(^o^)/
上空から見ると牛の形をしている広大なサイトにテントは数張りだけ。
ここには連泊する予定なので、とても「あずましい」感じで良かったです。

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テントを設営したら、霧多布温泉「ゆうゆ」へ。

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浜中町はモンキー・パンチの故郷なので、温泉にはここでしか買えないオリジナルグッズが沢山ならんでいます。

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浜中湾を見下ろす露天風呂でさっぱりしたら、急いでキャンプ場へ戻ります。

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夕陽に包まれたサイトで、炭火を熾したら「牡蠣まつり」始めるよ!!

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B6サイズのコンロに1個しか乗らない、網からはみ出す大きな牡蠣\(^o^)/

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ご飯が炊けたので、牡蠣が焼き上がるまで、焼き鳥かじりながらじっくり待ちます。

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でっかいプリプリの牡蠣が焼けました~\(^o^)/
磯の香りが広がり、う~ん幸せな味~うま~い♪o(≧~≦)o
実は今回のキャンプツーリングの裏テーマの1つは、本場の美味い「牡蠣」をお腹いっぱい食べること!!
達成ヾ(≧∇≦*)/やったー


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今夜は牡蠣を1個1個大事に焼きながら、ビールを美味しくいただきました。

いや~本場の牡蠣は幸せな味٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)وイエーイ♪*˚

明日は朝から霧多布湿原を歩きます!!


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やりたいことをやる夏休み10Days(2)~戦争と廃線の遺構を訪ねて [バイクキャンプ]

【2021年8月14日】

阿寒丹頂の里 自然休暇村野営場(釧路市)へ 

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テントキャンプの朝は早い。普段は朝寝坊の私でも、5時半には眩しくて起きちゃう(笑)

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今日も1日たっぷり走るから、ガッチリ食べておかないと。

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早起きのライダーはどんどん出発。何か海側の視界が開けてきたから、海を見ながらのんびり過ごそうか・・・という誘惑を振り切って撤収、出発!!

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今日は大樹町の旭浜に連なる戦争遺構と旧国鉄白糠線の遺構を巡ってから釧路市へ向かいます。

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大樹町の町有林の中を旭浜のトーチカ群へむかって走ります。

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トーチカとはコンクリート製の防衛用陣地。太平洋戦争末期のアメリカ軍の本土上陸を迎え撃つために作られたトーチカが、大樹町の内陸部と海岸線に確認されているだけで15基あるそうです。

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このトーチカは戦後60年以上発見されず、大樹町の町有林の中にひっそりと眠っていたものだそうだ。

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トーチカには銃眼があり、ここから見張り、アメリカ軍が上陸してきたら銃で迎え撃つつもりだったのか。
でも、終戦直前の帝国陸軍には撃つ弾すらなかったかも、いや、それ以前に艦砲射撃の一撃で終了・・・だったのでは。
実際に使われることなく終戦をむかえたそうなので、無駄な犠牲を出さずに済んだのかもしれない。
もし、実際に使われていたら、兵士達はどんな気持ちでこの穴から海を眺めていたのだろう。
そんなことをふと考えたら、外界?から穴の奥をのぞき込むのが怖くなった。
英霊がこっちを見ているようで。


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続いて大樹町の旭浜の海岸線に連なるトーチカを探しに、海へ続く森の中を走ります。

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戦後76年・・・太平洋の波風に耐えて、その重苦しい時代を我々に伝えるかのようなコンクリートの塊。

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潮騒の轟音を聞きながら砂浜を歩く。
大樹町の旭浜にはトーチカが延々と続きます。

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砂浜にたたずんで思いを馳せるにはテーマが重すぎる。
先は長い・・・広大な原野と牧草地を走るコースへ戻ろう。

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広大な原野を渡る風を感じながら独り走り、白糠町へ。

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白糠町にはかつて国鉄「白糠線」が走り、昭和58年(1983)に廃止されました。
廃止から約40年を経て、駅などの遺構はほとんど残っていないようですが、上茶路(かみちゃろ)駅は自然に飲み込まれながらもホームなどが残っているらしいので、訪ねてみました。
すっかり無人郷となった集落の中にあるので、本当にたどり着けるのか不安になりましたが、道道標識があるからこの先で間違いないはず。


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道道の立派な標識とは裏腹に廃道寸前・・・ヒグマ出てこないでよ(;゜ロ゜)・・・恐る恐る進みます。

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上茶路駅跡ありました!
すっかり自然に飲み込まれた姿に、古代遺跡を発見したかのような興奮を覚えます。

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ホームの屋根と駅名のフレーム。今は森となったこの場所には確かに人々の暮らしがあった。
 
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二度と列車が走ることない線路、そして誰も降り立つことのないホーム。
森の奥深くへ今も続く線路に、誰もいない夜更けには幻の列車が人知れず走っているのでは・・・そんな妄想が頭に浮かびます。

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今度ここを訪れるときがあったら、この駅跡を見つけることができるだろうか。
人々の暮らしがあった場所も無人郷となるといつしか自然に還っていく。
そしてその歴史も人々の記憶から消えていく。
その端境の時間の中に降り立ち、不思議な気分にひたった、ひとときでした。
 
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茶路川を渡る旧白糠線の橋梁は40年の時を経てもしっかりと立ち、傾きかけた陽の光の中、今も列車が走り続けているかのような錯覚。
このコンクリート橋も長い時間をかけて、いずれ古代遺跡のような姿に変わっていくんだろうな。

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トーチカと鉄路の跡を前に色々考えていたらすっかり夕方になってしまった。
これから釧路市を抜けて先へ走るには時間が足りない。
無理せず今夜は、現在は合併して釧路市の一部となった旧阿寒町地区にある「阿寒丹頂の里 自然休暇村野営場」に泊まることにしました。
 
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テントを張り終えたら、キャンプ場に隣接するサイクリングターミナルにある「丹頂の里温泉」へ。

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温泉にたっぷり浸かって、1日の疲れを癒やしたら、楽しいビールの時間。
今日は到着が遅くなったので、塩ホルモン焼いて、カクテキをバリバリしながら、ガッチリ冷えたパームビール\(^o^)/

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これも手抜きでセイコーマートの焼きうどんをフライパンでジューッと。

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ビールを何缶か空けたら、もうウトウト。
ファミリー向けキャンプ場ならではの子ども達が夜遅くまではしゃぐ声も、秋虫の鳴き声とすっかり同化。
今日一日を振り返っていたら、急に意識が遠のいて、お休みなさい。
明日は厚岸を通って浜中町まで走る予定です。

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やりたいことをやる夏休み10Days(1)~道東道を走って十勝へ [バイクキャンプ]

【2021年8月13~22日】

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待ちに待った夏休みがやって来た。
いろいろ計画して準備を進めてきたキャンプツーリング。ついに今日から本番\(^o^)/
今年は9泊10日、全日程テントキャンプで、これまであまり行くことができなかった道東の根釧~知床方面を脇道、寄り道しながらじっくりと回ってきます!!
 
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予定している約2,000kmの道中は、どんな景色と出来事が待っているのか、バイク故の不安と期待が交錯するなか、Vストロームに沢山の荷物を積んで出発!
 
【2021年8月13日】
晩成温泉キャンプ場(大樹町)
   
1日目は道東自動車道を走り十勝地方入りして、大樹町にある晩成温泉キャンプ場までの約280km。
道中は特に予定なしの移動がメインの1日です。
  
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バイクというオープンエアな乗り物で高速道路を強風を浴びながら100キロで疾走する快感?を味わいながら、あっという間に芽室帯広ICに到達。
 
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お昼も近いので、帯広と言えば「インデアンカレー」。
 
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バイクって乗り物は強風と闘ってるからホントお腹が空くんだよね。
盛りがちょっと多めのハンバーグカレーにして満足。
 
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帯広には親類のお墓があるので、ここで素通りするわけにはいきません。
しっかりお参りして、旅の道中を護っていただけるよう、お花、お供え物、線香はたっぷり。
お供え物はなぜか酒、缶詰、レトルトもの・・・この後のキャンプのありがたい食料に(笑)
 
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お墓参りをすませて、広大な畑作地帯をバイクでひた走り、途中、ジャガイモ畑の中にある旧国鉄広尾線の幸福駅跡に立ち寄りました。
 
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幸福駅は昭和62年に廃止されましたが、駅名の縁起の良さから廃止後も公園として整備され、当時のホームとキハ22がきれいに保存されています。
 
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のんびりしていたら日が傾いてきた。十勝らしい畑作地帯を抜けると広大な原野と牧草地の中を行くコースに。この道を太平洋まで進むと今日のキャンプ地である晩成温泉キャンプ場に到着です。
 
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晩成温泉に到着すると、続々とライダーが集まって来ていました。
ここのキャンプ場は、温泉に入ると無料で泊まることができるので、ライダーの利用者が多いです。
 
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サイトの面前には太平洋が見渡せます。海水浴はできないのでいわゆる「海キャン」的な喧噪はなく、心地良いソロキャンが楽しめます。
 
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晩成温泉の真っ茶色な「ヨード泉」にたっぷり浸かって、強風と闘った一日の疲れを癒やしたら、美味しいビールの時間。
クーラーバックの中で板氷にガッチリ冷やされたビールを開けて、焼きビーフンを肴に1人で乾杯。
 
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暮れていく海辺の景色を眺めながら微睡む夕べ。
 
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陽が沈むと浜辺は急に冷えてくる。
テントの中に入って、煮染めと缶酎ハイを味わいながら、ツーリングマップルで明日の予定をチェック。
そして早めに寝袋に入りました。
キャンプツーリング1日目は無事に終了。明日は釧路まで走る予定です。


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