北の大地の風になる9DAYS(8)~旅の終わりへ [バイクキャンプ]
【2022年8月14日】
目覚めるとキャンプ場は朝靄の中。
なんて気持ちのいい朝だろうか。
今日は特に急ぐ必要はないので、ゆっくりとご飯を炊きながら、コーヒータイム。
昨夜はたくさんのライダーやサイクリストの皆さんが泊まっていました。
炊きたてご飯とセコマのラーメン、野菜ジュース。だんだん手抜きになってきた(笑)
今日はちょっと寄り道コースを走って、士別市へ向かいます。
私の夏休みツーリングは、疲れがピークになる最終日の前夜は、宿に泊まってゆっくり休むのを恒例にしています。
今年は「GO TO トラベル」クーポンを武器に温泉ホテル泊&生ビールです(笑)
音威子府村は、そばの名産地です。
ちょうど今頃は、沿道のそば畑に真っ白な花が咲き誇ります。
旧国鉄「天北線」上音威子府駅の遺構を訪ねました。
すっかり自然に還ってしまったこの場所にも駅があり、人々の暮らしがありました。
青い空、白い雲、車もまばらな寂しい国道を走ります。
ここは、私が小さい頃通った保育園があった場所のはず。
酪農地帯なので、広大な牧草地が広がります。
限界集落が賑やかだった頃が偲ばれる旅館のたたずまい。
広い空の下、牧草地がどこまでも続きます。
私が小さな子供だった頃の「全世界」・・・今は住む人もない集落跡だけが残ります。
寄り道はこの辺にして、国道に戻って「温泉ホテル」へ、進め!!
夕方前にはホテルに到着。温泉に入ってさっぱりした後は、この”ありがたい”クーポン券を手に居酒屋さんへ。
体には冷えた生ビールが染み渡り、今日までの楽しい旅が走馬燈のように蘇るひとときを過ごしました。
そして、明日のラストランに備えて、早めにベッドに入って、おやすみなさい。
【2022年8月15日】
最終日の朝もいい天気。私のほかにもライダーが泊まっていたようです。
ホテルの朝食をがっちりと食べて、パワー全開で出発です。
今日のコースは自宅まで約180キロ。ほとんど高速道路で一気に帰ります
途中ちょっとだけ寄り道してから高速道路に入りました。
そして、休憩を取りながら3時間ほどで無事に帰宅することができました。
今回の走行距離は1,500キロ余り。礼文島に滞在した分、少なめでしたが、ほんといい旅でした。
ずーっと「鬱々しい日常」は忘却の彼方だったもん。
無心でバイクを走らせ、テントを張って、ご飯を炊き、旅をするってこと。
体はかなり疲れていますが、心は全く疲れていない。
これで、また、少し頑張れます(笑)
さて、また今夜から次の旅への妄想を始めます。
楽しいことを、目の前に置かなきゃ、始まりません。
さて、次はどこへ・・・いい夏休みでした。
2022年 夏休みツーリングキャンプ 「完」
追伸 荷物満載のバイクの燃費は31.7km/1L。
1,514キロ走ったから、消費したガソリンは約50L。
ガソリン代は8千円くらいで済んだみたいです。
スズキ Vストローム250 懐に優しいバイクです。
北の大地の風になる9DAYS(7)~ライダーの聖地「稚内天塩線」を南下 [バイクキャンプ]
【2022年8月13日】
天塩川リバーサイドキャンプ場(音威子府村)
今朝のキャンプ場は忙しい。
始発便のフェリーで島抜けするライダーが慌ただしくテントを撤収し出発していきます。
朝食はフェリーに乗ってからゆっくり食べることにして、さっさと撤収。
名残惜しいけれど、また来る日を楽しみに久種湖をあとにしました。
フェリーに乗る前にセコマで朝食とコーヒーを買いました。
礼文島から見る利尻富士も、しばらく見納めです。
フェリーターミナルに着くと、ちょうど「アマポーラ宗谷」が入港中で、たくさんのバイクが乗船待ちをしていました。
「稚内行」のタグを付け、帰るんだな~と思うと寂しくなります。
アマポーラ宗谷は令和2年就航の新造船。
利礼航路で一番大きい4,265tのフェリーです。
接岸するすると、タンクローリーや大型トラックなどがどんどん下船してきます。
そして、すべての車両が下船すると、すぐにバイク→乗用車→大型車の順で乗船が始まります。
汽笛が鳴ると出港です。桃岩ユースの皆さんが宿泊者を盛大に見送っていました。
防波堤を抜けると、フェリーはどんどん速度を上げていきます。
遠くなる島影を見つめながら、寂しさと、また来るぞ~という気持ちが複雑に交錯する時間です。
わくわく感が募る礼文島への往路と違って、復路はなんか、現実に引き戻されるなんともいえない気分。
1時間50分で稚内港へ到着です。
船内にダカーポの「宗谷岬♪」が流れると、車両甲板で待機です。
現実への扉が開かれました。さて、いつもの世界に戻りましょうか(笑)
フェリーを下りると11時。走り出す前に、とっても美味しいラーメンを食べます。
この透き通った塩ラーメン、いつだかキャンプ仲間に案内してもらってから、稚内に来る度に食べに寄っています。
お腹も満足したところで、南下スタートです。
今日は北海道を目指すライダーの聖地の1つと言われる、道道106号「稚内天塩線」をサロベツ原野まで走り、そこから内陸に入り、音威子府村を目指します。
沿道には遮るものなし(≧▽≦)b
青い空、青い海、そして緑の原野、最高すぎる\(^O^)/
最北端を目指す無数のバイクが利尻山を背景に疾走。すれ違うたびに大きく手を振って挨拶を交わします。
大きな風車が沿道につづく「オトンルイ風力発電所」。
老朽化により2023年春には撤去、移転するとのこと。
この迫力ある風景も今回で見納めなようです。
いつまでも走り続けていたい・・・そう思わせる景色の中を進みました。
音威子府村の天塩川リバーサイドキャンプ場に着きました。
ここは天塩川温泉に隣接し、しかも無料という、ライダーにはとてもありがたいところ。
テントを張り終えたら、早速、温泉露天風呂へ。
温泉に入ってさっぱりしたら、美味しい ( *>∀<)oビール
ランタンの灯りの下で、礼文の糠ホッケをつまみに、素晴らしかった今日のツーリングを振り返りました。
焼きそば食べたり。
京都麦酒のペールエール、これは美味い!!
フライパンで温め直した焼き鳥を食べたりしながら。
いや~ほんと、いい一日だったな。
明晩はラストランに向けてホテル泊なので、テント泊は今夜で最後です。
天塩川のせせらぎを聞きながら、おやすみなさい。
北の大地の風になる9DAYS(6)~のんびりと過ごす島時間 [バイクキャンプ]
【2022年8月12日】
礼文島久種湖畔キャンプ場(礼文町)
昨日はホントにたくさん歩いたから、今日はゆっくり過ごそう。
まずはコーヒーを飲みながら、朝ご飯を炊きます。
ご飯と味噌汁、あとはセコマの総菜です。
食器洗いと洗濯をすませたら、元地方面へバイクで軽く走りに行きました。
礼文島は意外と大きな島で、ちょっと行って帰ってくると、すぐに数十キロ。
青空の下、気持ちよく走ります。
元地の地蔵岩まで来て行き止まりです。
この先、危険な岩場をずーっと歩くことができれば、昨日の無人境「宇遠内」。
かつては歩けたそうですが、もう20年以上前から立入禁止です。
礼文島に来たら絶対外せない「糠ほっけ」を買ってキャンプ場に戻り、のんびり昼飲みです。
もう、これ美味すぎて美味すぎて、ビールが進みますo口(?´?`?)ゴクゴク。
夕方には、キャンプ場まで来てくれる無料送迎バスで礼文温泉「うすゆきの湯」へ。
熱い露天風呂から稚内へ帰るフェリーと利尻富士を見ながら、気持ちいい~
送迎バスの時間まで夕暮れの香深港をしみじみと散歩しました。
最終便のフェリーが出た後、静かに夜がやってくるこの感じ、この島に住んでいた頃をなつかしく思い出します。
送迎バスに揺られてキャンプ場に戻ると、最終便のフェリーで上陸してきたライダーさんたちで、ちょっと賑やかになっていました。
さて、ご飯が炊けるまで、セコマの焼き鳥をフライパンで温めて、また一杯やりますか。
そして、「ホッケのちゃんちゃん焼き」も作ります。
北の大地の風になる9DAYS(5)~無人境をゆく一日 [バイクキャンプ]
【2022年8月11日】
礼文島久種湖畔キャンプ場(礼文町)
今朝は風が強い。
テントがバタバタする音にちょっとだけ早起き。
今日は礼文島トレイル「8時間コース」を歩くから急いで準備です。
ご飯を炊いて、大盛りカレーライスを食べたら出発です。
今日は久種湖をスタートし、青い点線の「8時間コース」を歩いて香深井の集落に出て、そこからバスに乗ってキャンプ場へ戻って来る予定です。
キャンプ場からてくてく30分ほど歩くと8時間コースの入口です。
コースの距離と高低差はこんな感じです。
海岸から標高300m位まで上がって、そこからまた海岸へ降りて、そしてまた200mまで上がって、また海岸まで降りるという。
上がっては降りて上がっては降りての繰り返し、泣きたくなるような道のりです(笑)
一度入るとエスケープルートはなし。
泣いても笑っても、ひたすら無人境を歩いて、出て来るしかありません。
今日は天気も悪いし、私しか歩いてないかもしれない(;゜ロ゜)
さて、冒険の始まりです。
ここから先は、かつては召国、アナマ、宇遠内の集落がありましたが、今は住む人もなく無人境となっています。
礼文島はかつての山火事で森林の大半を焼失、その後、永年にわたって植林が続けられています。
このコースを初めて歩いた25年前は広大な笹薮が広がるハゲ山でしたが、今は植林された木々が成長し、少しずつ森が蘇ってきています。
寥寥とした荒れ野に続く電信柱は、かつてこの先に人々の暮らしがあった証。
この笹薮もいつの日か森に還る日が来る。
さて、道はいよいよ密林(笑)の中へ(;゜ロ゜)
礼文島には熊がいないってわかっているから、安心?して1人で歩けます( ̄。 ̄;)
ジャングルを抜けると、また深い笹薮の中を進みます。
そしてまた密林の中へ(;゜ロ゜)
幹が曲がりくねったトドマツ林の中を進みます。
2時間ほど歩いたかな。あと10kmもある( ̄。 ̄;)
森を抜けると強い風が吹き上げてきて、吹っ飛ばされそう。
転げ落ちたら大変だよ(;゜ロ゜)
崖ぎりぎりの道を飛ばされないように、注意して歩きます。
霧の向こうに海が見えてきた。波が高そうだけど、この先大丈夫だろうか・・・。
道ばたに咲く花々の姿にホッとします。
少しずつ下がってきました。
また、トドマツの森の中に入りました。
あの向こうに見える山を越えて来たんだな~。
お!、歩いているのは私だけじゃなかった ε-(´∀`*)ホッ
これから海岸線の岩場を歩くのに白波がたってる(꒪ཫ꒪; )ヤバイ
この渓谷を降りて海岸線へ出ます。
振り返ると、結構怖いところ降りてきてますΣ(゜∀゜ノ)ノキャー.
海岸まで降りてきました。ここからは岩場歩き。高波が怖いです。
波が届かない高さまで岩を上って進みます。
おいおいΣ(゚ロ゚;)
波のリズムを計って、一気に駆け抜けるε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
ここも駆け抜けるのみ─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
この先は高いところを歩けるから何とかなりそう(๑•﹏•)
~(゚∀三゚三∀゚) ウホー!宇遠内まで来た~!!
振り返ると、よくこんなとこ、あんな向こうから歩いてきたもんだ( ̄。 ̄;)
かつて「歩いてしかこれない宿」として知る人ぞ知る存在だった「ウエンナイ荘」の廃屋。
今度来たときは、もう崩れているかもしれない。
ちょっとだけ無人の集落「宇遠内」で一休みしてから、人里に戻るための最後の試練「宇遠内山道」へ。
さんざん悪路を越えてきた体に、泣きたくなるようなガレ場歩き。息も絶え絶え登ります。
ガレ場を抜けると森の中へ。
いつもここを歩くと水戸黄門のテーマ「泣くのが嫌なら、さあ歩け~♪」がヘビロテになりますwww
山道の先に空が見えた!!
頂上 キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
下り坂で酷使した足が笑い出す頃、やっと山道抜けた~。
半日ぶりに人里へ出てこれました。香深井の見内神社を参拝して、無事に歩けたことを感謝(-m-)” パンパン
香深井からバスに乗って、戻ってきたよキャンプ場\(^O^)/
シャワー浴びてさっぱりしたら、冷えに冷えたビールで (* ̄0 ̄*)ノ口 乾杯!
全身に染みわたる~( ̄▽ ̄)=3
北の大地の風になる9DAYS(4)~行くぜ礼文島! [バイクキャンプ]
【2022年8月10日】
久種湖畔キャンプ場(礼文町)
昨夜は以木以旅館の布団でぐっすり眠った。そして、朝はとってもいい天気。
張り切って港へ行ってフェリーを待ちます。
今日はハートランドフェリーに乗って礼文島へ渡ります。
2年ぶりの礼文島に((o(´∀`)o))ワクワクが止まりません。
ボレアース宗谷は3500t級のフェリーで、乗用車だけなら約70台積めるらしい。
今日の2便目だからちょっと少なめかもしれないけど、岸壁には島へ渡るバイクが続々と集まってきました。
甲板員さんが素早くロープで固定。慣れたもんだな~といつも思います。
青い空、青い海、なんて気分のいい船旅。2時間の航行中、ずっと甲板にいましたよ。
利尻島がだんだん近くなってきた。そろそろ礼文島もよく見えてくる頃。
礼文島見えてきた~\(^O^)/
もうすぐ香深港に入港です。
着岸完了、車両甲板が開きました!!
このハッチが開く瞬間のドキドキ感がたまらない。
まずは礼文島での第一歩を記録。
利尻島までは約8km。利尻山が凜々しいです。
まずは、うれしさ全開で島中を走り回ります。
島の南の端、奮部地区にある「麗端小学校岬分校」は絵に描いたようなロケーション。
いつ来ても本当の学校のようなたたずまい。どこか懐かしいような気がして落ち着き、ずーっとこの校庭で眺めていたい光景です。
(※吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」のロケ地のセットです)
礼文島(香深港)から利尻島(沓形港)へ向かうフェリー。
島の北端、金田の岬の丘の上、輝く船泊湾の景色の中を快走。
青く透き通ったきれいな海です。
江戸屋山道から見えるのは日本最北の無人島「トド島」です。
少し陽が傾いてきました。背景は礼文岳とゴロタ岬。そろそろキャンプ場にテントを張ろうか。
久種湖畔キャンプ場は、ライダーのソロテントでいっぱいです。
シャワーを浴びてさっぱりしたら早速、よく冷えたビールで乾杯。
暮れていく空を眺めながら、明日の計画をぼーっと考えます。
体内時計はとっくに「島時間」修正。
夕食は礼文島の郷土料理「ホッケのちゃんちゃん焼き」。
小さなフライパンに押し込んだから、ホッケの原型が(^^ゞ
明日は恒例の「礼文島トレイル8時間コース」を歩きます。
波の音を聞きながら早めに寝袋に入りました。
北の大地の風になる9DAYS(3)~オホーツク北上 [バイクキャンプ]
【2022年8月9日】
以来以(いこい)旅館に泊まる(稚内市)
昨夜は雨の音にウトウトしてるうちに、いつの間にか夢の中。
今朝も少し雨が残っているけど、そのうち上がるだろう。
まずは、湖畔の景色を眺めながら苦いコーヒーで再起動。
今日は長距離走る予定だから、朝ご飯もがっちりと。
昨日のジンギスカンの残り野菜をたっぷり投入した焼きビーフンとお総菜の煮染め。
味噌汁も欠かせません。
雨も上がって、湖畔に薄日が差してきました。
さて、テントもだいたい乾いたから、お地蔵さんに交通安全をお願いして、日本最北の地、稚内へ進みます。
今日の行程はオホーツク海沿岸をひたすら北上する約330キロ。
途中ちょっとダートへ寄り道したり。
でも、先は長い^^;
そんなに寄り道ばかりもしていられない。
網走~能取湖~サロマ湖の間は1987年に廃止された旧国鉄「湧網線」(ゆうもうせん)沿いを走ります。
能取湖畔にある旧卯原内(うばらない)駅は交通公園となり、国鉄9600形蒸気機関車と懐かしい旧型客車「オハ47形」が静態保存されています。
サロマ湖まで来ると気持ちよい青空が広がってきました。
漁港の岸壁ではカモメがくつろいでいました。サロマ湖は海と見まがう広大さ。
旧計呂地(けろち)駅も交通公園になっており、蒸気機関車C58と旧型客車スハ45が静態保存されています。
かつて夜行列車で旅した頃、この垂直で堅いシートで何回夜を過ごしたことだろうか。
早朝、終着駅に降り立つと、体の痛さと、ずーっと体が揺れているような錯覚、今でも懐かしく覚えています。
青い空、青いサロマ湖~最高~\(^O^)/
雄武町を抜けると肌寒さを感じ、いよいよ宗谷地方に入ったな。
日本最北端の地「宗谷岬」をぐるっと回って稚内市街に入りました。
今夜は20年くらい前まで、毎月の稚内出張の際に利用していた懐かしい旅館に泊まります。
以木以旅館はかつては、家庭的で盛りの良い晩ご飯が楽しみだったのですが、昨今の情勢から素泊まりにしたそうで、ちょっと残念。旅館でお風呂に入ってから夕食は地元の人たちが集う居酒屋へ。
今夜はキャンプじゃないから、ちょっと観光客気分。
がっちり冷えた生ビールが300キロ以上バイクで走って疲れ切った体に染み渡ります。
おいしいお刺身を食べながら、とてもいい酔い心地。
北の大地の風になる9DAYS(2)~雨を避けてもう一泊 [バイクキャンプ]
【2022年8月8日】
女満別湖畔公園キャンプ場(大空町)
湖畔を渡るひんやりとした空気の中、目覚めると心地よい青空が広がっていました。
湖畔の一等地、独り占め感がたまりません(笑)
まずはのんびりコーヒーを飲みながら朝ご飯の支度です。
ご飯を炊いて、カレーと味噌汁でまだ眠い体を再起動。
今朝の青空とは裏腹に、天気予報はお昼頃から雨模様。
今日は無理に走らず、午前中ちょっとだけ一回りしてから、網走湖のもう一つのキャンプ場に停滞することにしました。
テントを撤収したら、能取岬まで行って、雨が降る前に戻ります。
女満別の丘を巡り、女満別湖畔公園キャンプ場へ。
テントを立て終わると小雨が降ってきました。
タープの下で雨の音を聞きながら、ゆっくり流れるひとときを過ごします。
湖畔に向かって立つお地蔵さんにも挨拶。
ちょっとだけ雲の切れ間から、ありがたい光が降り注ぎました。
早めの晩ご飯はジンギスカンにしました。
がっちり冷やしたビールを飲みながら、ただただ、のんびり・・・。
雨の合間に湖畔を散歩。
このあと女満別温泉に入ってさっぱり。
テントに戻って寝袋に入ったら、雨音を聞きながらウトウト、お休みなさい。
2日間ゆっくり過ごしちゃったから、明日は一気に稚内まで走ります。
北の大地の風になる9DAYS(1)~網走湖へひとっ飛び [バイクキャンプ]
【2022年8月7日】
呼人浦キャンプ場(網走市)
今年も待ちに待った夏休みがやってきた。
ホント長い長い1年だった。
今日から鬱々しい日常を離れ、北の大地の風になるのだ(笑)
この期待感と開放感たまりません。俺は自由だ~www
いつもより早起きし、まだ寝ている家族に「いってきま~す」。
そして、まだ冷たい朝の風を全身に浴びながら走る!走る!走る!
今年は昨年の夏休みツーリングの終点とした「網走湖」をスタート地点としてオホーツク海沿岸を北上。
宗谷岬を回って、礼文島に渡り、日本海側を南下して帰ってくるコースを想定。
今日の行程は高速に乗って一気に340km走り、網走湖の呼人浦キャンプ場へ。
丘の向こうに見えるのはどこの山並みかな。
そして、やってきました網走湖。
水辺の一等地にテントを立てれば、もう目の前には私だけの景色が広がります。
まだ太陽が高いからけっこう暑い。テントを立てたら木陰で休憩。そして網走湖畔温泉へ。
熱い温泉に入ってさっぱりしたら、キャンプ場にもどって「解禁~!!」
湖畔の一等席で至福のひととき。
静かに暮れていく湖畔の景色を眺めながら、明日からの旅程をあれこれと考えをめぐらせました。