遠くへ行きたい夏休み③~いくつもの峠を越えて [サイクリング]
天塩川リバーサイド公園キャンプ場(音威子府村)
【2016年9月19日】
朝から良い天気。今日も天塩川温泉駅から自転車を連れて出発。
今日のコースは音威子府駅まで列車で行って、そこからは自転車で走ります。
国道275号線を北上し、天北峠~毛登別峠~私の生まれた歌登町~咲来峠を経由して戻ってくる(地図の赤ライン)、約48km、標高差約200mのコースです。
ガタンゴトンと定刻でやってきたディーゼルカーに乗り込みます。
音威子府駅までは2駅。
年季の入った跨線橋が道北の鉄道の一大拠点だった時代を想わせます。
さて、自転車もセット完了。
この自転車で、このコースはちょっと無謀かなとも思うけど。
自分の足で走りたいのだ。
この自転車で、このコースはちょっと無謀かなとも思うけど。
自分の足で走りたいのだ。
稚内へ向かう国道40号から分岐し、275号に入ります。この辺はなだらかなんで楽勝。
かつては天北線が走っていた沿線は、もうかなり前から無人境。
旧上音威子府駅で一休み。
藪に埋もれていた鉄道遺産を地域の有志が手弁当で草を刈って復活させてくれました。
かつては駅舎、国鉄官舎、そして小さな集落がありました。
今は完全な無人境。
藪に埋もれていた鉄道遺産を地域の有志が手弁当で草を刈って復活させてくれました。
かつては駅舎、国鉄官舎、そして小さな集落がありました。
今は完全な無人境。
駅名標も鉄道文字で復元。
列車が走っていた頃を思い出させてくれます。
列車が走っていた頃を思い出させてくれます。
一休みして走り出すと、あちこちに天北線の遺構が眠っています。
第一関門「天北峠」。
登坂車線を必死に登っていきます。
スタート地点との標高差はすでに170m。
キツい!!
登坂車線を必死に登っていきます。
スタート地点との標高差はすでに170m。
キツい!!
あと200m! 頑張る。
やった\(^O^)/
ひとまず第一関門「天北峠」をクリア。
一気に坂を下ります。
ひとまず第一関門「天北峠」をクリア。
一気に坂を下ります。
小頓別の集落も今やとっくに限界集落を越え。
昔、遊びに来て泊まったことのある知人宅も自然に還る。
昔、遊びに来て泊まったことのある知人宅も自然に還る。
この辺には私が通った保育園があったんだよな。
旧丹波屋旅館。
砂金と林業で栄えた中頓別町の歴史を伝えます。
砂金と林業で栄えた中頓別町の歴史を伝えます。
ジュースを買いに来たことがある山本商店もとっくに廃屋。
お寺も自然に飲み込まれつつ。
小頓別(しょうとんべつ)の集落を抜けたところで、国道275号から分かれて第二関門の「毛登別(けとべつ)峠」へ。
毛登別峠は新道に切り替わっているのだが、あえて「旧道」を登っていきます。
クマが出てきそうで怖い^^;
クマが出てきそうで怖い^^;
どんどん道が心細くなっていく^^;
毛登別峠の頂上には、枝幸町と合併した旧歌登町のカントリーサインがそのまま。
ゴルフクラブをもった牛!懐かしい。
ゴルフクラブをもった牛!懐かしい。
毛登別峠を一気に下って「上毛登別」に着きました。
今や集落に住んでいるのは2世帯のみ。
今や集落に住んでいるのは2世帯のみ。
まずは毛登別神社にお参り。
毛登別小中学校跡には、子ども達を見守ってきた白鳥さんが今もひっそりと。
子どもの頃に住んでいた家は藪に飲み込まれつつも、まだ崩れずに建っていた。
空き家になって数十年は経っているはず。
空き家になって数十年は経っているはず。
さて、上毛登別までは路線バスが走っているが、ここから先はもう引き返せない道。
入ったら最後、こぎ続けてゴールを目指すしかない。でも行くよ!
入ったら最後、こぎ続けてゴールを目指すしかない。でも行くよ!
ここに暮らしがあった記念碑~沿線にはいくつものサイロの遺構。
名もない峠を登っては下り、登っては下り。
さっきまで雨が降っていたようだ、うまく避けられているが雲行きが心配。
さっきまで雨が降っていたようだ、うまく避けられているが雲行きが心配。
廃屋と牧草地、沿線はずーっとこんな感じ。
この名もない峠もキツすぎ!!
必死で登ってきました。
空が近くなってきたら頂上が近い。
必死で登ってきました。
空が近くなってきたら頂上が近い。
一気に峠を下ると、久しぶりに集落が。
赤い自販機が視界に入った!
冷たいコーラが飲みたい。
「動いてるの?」心配だったけど生きてました。
こんなに美味いコーラは久しぶり^^v
赤い自販機が視界に入った!
冷たいコーラが飲みたい。
「動いてるの?」心配だったけど生きてました。
こんなに美味いコーラは久しぶり^^v
疲れてクラクラ気味の中、視界に飛び込んできた光景。
平成20年に廃校になった本幌別小中学校のグラウンドが見事なコスモス畑に。
地域の皆さんが思い出の場所を大切に守っていることが感じられ、心が温かくなった。
いつまでもたたずんでいたい光景だが、秋の日没は早い。走らなきゃ。
平成20年に廃校になった本幌別小中学校のグラウンドが見事なコスモス畑に。
地域の皆さんが思い出の場所を大切に守っていることが感じられ、心が温かくなった。
いつまでもたたずんでいたい光景だが、秋の日没は早い。走らなきゃ。
ここからは最終関門の「咲来峠」へ向かって、ずーっと登り。
さすがに足が重い。
最後の1km位は押して登りました。
さすがに足が重い。
最後の1km位は押して登りました。
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
咲来峠の頂上まで来たぞ~。あとは思いっきり下るだけ。
咲来峠の頂上まで来たぞ~。あとは思いっきり下るだけ。
峠に記念碑でもあれば記念写真撮れるんだけど。
何もないので気象観測所の看板撮りました。
何もないので気象観測所の看板撮りました。
こっからは7kmの下り。
汗だくで登ってきたけど、今度は風邪ひきそう。
行くぞ、ひゃっほ~!!
汗だくで登ってきたけど、今度は風邪ひきそう。
行くぞ、ひゃっほ~!!
信号機がある光景に、なんか涙出そう(笑)。
やっと人里まで戻ってきた。
ゴールはもうすぐ。
やっと人里まで戻ってきた。
ゴールはもうすぐ。
ちょっと咲来(さっくる)神社で休憩。
また温かい陽差しが降ってきた。刈り取りの終わったソバ畑を眺めながらゆっくり自転車をこぐ。
天塩川を渡ればキャンプ場だ!
今日は走ったぞ~!!
体はへとへとだけど、なんかすがすがしい夕暮れ。
車を運転していては見えない景色、気づかない空気感、自転車で走ったからこその満足感。
このあとは、温泉に入って、ビール飲んで、夜はバタンキュー。
体はへとへとだけど、なんかすがすがしい夕暮れ。
車を運転していては見えない景色、気づかない空気感、自転車で走ったからこその満足感。
このあとは、温泉に入って、ビール飲んで、夜はバタンキュー。
2016-09-19 00:00
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