奥の細道を訪ねて~北陸車中泊の旅(2日目) [軽バンライフ]
【2023年4月29日】
新潟港フェリーターミナル~弥彦神社~雲洞庵~道の駅ゆのたに
船室で目覚めた朝、フェリーは粟島沖を航行中。
デッキに出るととても良い天気\(^O^)/
新潟港入港までは約2時間。
朝陽を浴びながら船上露天風呂に入ってさっぱりしたら、がっちり朝ご飯です。
輝く海、新潟県村上市沖を航行中。もうすぐです。
フェリーは日本海から信濃川へ入ります。
その向こうには近代的な高層ビル群が建ち並ぶ新潟市中心部が見えます。
いよいよ新潟フェリーターミナルに接岸です。
そろそろ車両甲板へ降りて下船準備しなきゃ。
エブリイに戻り、ワクワクしながら下船待ちです。
無事に下前して「あざれあ」が見渡せる場所を探して、新潟上陸記念写真。
今日は弥彦神社~金城山雲洞庵をまわり、道の駅「ゆのたに」まで走る予定です。
お~!!! いつか旅行雑誌で見た弥彦神社の大鳥居が見えてきた。
弥彦山を神体山として祀るこの神社。
この迫力ある鳥居から望む背景が全てを物語っています。
弥彦神社は社伝によると紀元前392年に廟社を築いたことに始まり、2400年以上の歴史があるらしい。
鳥居をくぐると荘厳な空気が漂い、旅の始まりの安全祈願に参ります。
しっかりとお参りしてきます。
弥彦山(634m)の山頂への登山口にも立派な鳥居が立っています。
本来なら歩いて登って行きたいところですが、旅のスケジュールもあることから、今回はロープウェイで登ります。
さすが日本一の米所、新潟県。
果てしなく水田が広がっています。
日本海側を眺めると沖には佐渡島。
今度来た時には絶対渡るよ。
ロープウェイを降りてかなりキツい参道を登り切って山頂に着くと彌彦神社御神廟(やひこじんじゃごしんびょう)があり、彌彦神社祭神「天香山命(あめのかごやまのみこと)」と、姫神「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」が祭られています。
参拝を終えて門前町を散策。
ロープウェイを使ったとはいえ結構歩いて空腹。
お茶や甘味処に誘われます。
濃いめのお茶とおでんがとても美味しく感じられました。
お腹を満たしたら、また境内を散策。
弥彦神社の末社である祓戸神社へ。
ここには樹齢600年の大けやきが立っています。
陽が傾きだした頃、南魚沼市へエブリイを走らせます。
次の目的地はあえてこの時間に寄りたかったんです。
この場所は特に静かな時間にゆっくり拝観したいから。
金城山雲洞庵は曹洞宗のお寺(西暦701年創建)。
赤門をとおり荘厳な空気が漂う境内へ。
お地蔵さん一体一体に手を合わせて、石畳を歩いて本堂へ進みます。
「雲洞庵の土踏んだか・・・」
赤門から本堂に続く参道の石畳の下には、一石一字ずつ法華経が認められて埋められており、この石畳を踏みしめてお参りすると、罪業消滅・万福多幸の御利益に預かると信仰されているそうです。
本堂の前には苔むした仏様が鎮座しておられます。
本堂は、室町時代 永享年間に上杉憲実公によって建立され、現在あるのは江戸時代 宝永四年に廿四世によって再建されたものだそうです。
本堂の中に入ると、額縁のような窓辺からは大池を配した落ち着いた境内が眺められます。
廊下を歩くと格子窓と緑のコントラストが心地よく広がります。
ずーっと眺めていたい。
こんな畳の間で一日中、心穏やかに過ごしてみたいものです。
参拝客が帰った静かな夕暮れの境内、時間が経つのも忘れて、ゆったりと貴重なひとときを過ごしました。
水が張られたばかりの水田に映る「八海山」?の山並みが綺麗だったので車を止めました。
今夜のお風呂は魚沼市の「ゆ~パーク薬師」。
温泉に入ってさっぱりしたらP泊場所へ移動し、ご飯を炊きながら至福の一杯、東京クラフトの「I.P.A」が染み渡ります。
炊きたてのご飯、新潟産の刺身をつまみながら、今日一日をふりかえりました。
明日は越後松代棚田群 星峠の棚田を見に行きます。
それではお休みなさい。
つづく