SSブログ

南幌からWWDX参戦 [アマチュア無線]

三重緑地公園キャンプ場(南幌町)

【2012年10月27~28日】

dsc_2041_520.jpg

今週末はアメリカのCQマガジン社主催の「CQ World Wide DXコンテスト」。
これは、全世界のアマチュア無線家ができる限り多くの世界中の地域、国々の局とコンタクトすることを目的に開催される、アマ無線の世界最大規模のイベント。
本気で参戦する局は48時間の開催時間中、無線設備の規模・性能(アンテナ、受信能力、出力など)、そしてオペレーター個々人の技術力(気力も?)を最大限に発揮し、上位入賞を狙ってしのぎを削る。
そんな中、お気楽参加組の当局は、世界中から聞こえてくる国々の無線仲間との交信をキャンプ場からのんびり楽しもうってわけ。
本気で参戦する局の設備を大砲に例えると、こっちは子どもの水鉄砲レベルですから^^;

dsc_2039_380.jpg

秋のか弱い日差しの窓辺が背景。
普段は無線家がほとんどいないようなアフリカなどの国々との交信はなかなか難しいけど、この期間だけは特別。
だって、みんなが一斉に電波を出すんだもん。
中には無線家がゼロの国で許可を取って電波出したり、大海の孤島に渡って電波を出す冒険家も。(超レアな運用!!)

dsc_2043_520.jpg

今日のアンテナはアフリカ方面や北欧方面に向け張ってます。
刻々と変化する電離層の状況で、時間とともに入感する地域がアフリカの国々、北欧の国々、太平洋の島々、アラスカ、北米、南米…と変わっていきます。無線機のダイヤルを回すと、バンドの端から端まで海外局でびっしり。
その凄さになかなか耳が離せません。だって世界中には250万人!!もアマチュア無線家がいるんだもん。

dsc_2052_1.jpg

キャンプ場に張った貧弱なアンテナでは、聞こえてくる全ての国へ電波が届くわけではないんですが。
何せ相手は数KW級の出力と超巨大アンテナ群で強力な電波を送り込んでくるのに、対する当局は移動局免許最大の50W…そしてワイヤーアンテナですから^^;
それでも各国のみなさんの卓越したオペレート技術は、聞いているだけでも興奮します。

dsc_2054_1.jpg

雑音、混信のなかから聞こえる信号をBGMに、今宵は富良野ビンテージ。
無線家予備軍(近々国家試験受けるんだよね?)も遊びに来て、楽しい夜は更けていくのでした。 

nice!(0)