行くぜ!さいはて礼文島(5)~礼文林道から知床トレイルへ [バイクキャンプ]
【2019年8月28日】
久種湖畔キャンプ場(礼文町)
トレーラーキャンプと違ってテントキャンプの朝は早い。朝陽が直撃だもの、寝てられません。
礼文島滞在4日目の朝もいい天気。
さてと、スパイスの効いたインドカレー缶を温めて、体を覚醒させましょうか。
朝食はインドカレー、味噌汁、トマトにレタス。
エネルギー充填完了。久種湖の周りをまわって本日の礼文島トレイルのスタート地点「香深井」(かふかい)へ向かいます。
今日歩くコースは先日の8時間コースの終点「香深井」から「礼文林道コース」に入り、続けて「桃岩展望台コース」を抜けて島の南端の集落「知床」へ出る、高低差約250m、延長約14kmです。
香深井へ向かう途中、今朝も利尻富士が青空の下、きれいに見えていました。
まずは香深井から礼文林道を歩いて礼文林道元地口へ抜ける8.2kmを歩きます。
礼文林道の香深井側は深い森の中を進みます。
海抜0mからなだらかな林道の坂道を標高200m位まで登ると、森を抜け、空が近づいてきます。
尾根に出ると両側に海が見下ろせます。
礼文林道から見た利尻富士、安定的にきれいです!!
礼文林道沿いは香深地区の水源林を育成中。
この一帯は明治時代の山火事で森林を焼失し、厳しい気象条件から自然に森へ還ることはなく笹薮化していましたが、平成10年から植林が進められ20年が経過。極寒の地であり木々の成長の歩みは遅いものの、着実に緑化が進んでいます。
小道の先には利尻島。
礼文林道からの利尻富士はホント安定的(笑)な美しさです。
礼文林道コースを抜ける、桃岩登山口から桃岩展望台コースへ入ります。
高低差250m、延長5.7kmの丘歩きです。
高低差250m、延長5.7kmの丘歩きです。
昨日の桃岩を展望台から見下ろしています。
この沢では30年ほど前に大きな地滑り災害があり、治山工事、砂防工事が施されており、緑の合間に地滑りを止めるためのアンカーや集水施設などの工作物がありますが・・・観光客である私には目に入りません(笑)
この沢では30年ほど前に大きな地滑り災害があり、治山工事、砂防工事が施されており、緑の合間に地滑りを止めるためのアンカーや集水施設などの工作物がありますが・・・観光客である私には目に入りません(笑)
桃岩展望台からトレイルコースに入ります。稜線歩きなので両サイドには海が広がります。
高山植物が咲きほこる季節だと、色とりどりの花々に囲まれ、まるで天国(見たことはありませんが・・・)のような景色が広がりますが、北の島の季節はもう秋。歩く人も疎らなのでゆっくりと歩くことができます。
高山植物が咲きほこる季節だと、色とりどりの花々に囲まれ、まるで天国(見たことはありませんが・・・)のような景色が広がりますが、北の島の季節はもう秋。歩く人も疎らなのでゆっくりと歩くことができます。
見下ろした先は元地(もとち)地区。ここも春~初夏は高山植物のお花畑です。
急な階段を下りていきます。
ここは知床地区の水源林。先ほどの礼文林道沿いと同様に山火事跡での森林再生が進められています。
稜線の脇は崖。かなりの高さを歩いているのがわかります。
礼文島の南端にある元地灯台まで来ました。
天気が良いと青い海のすごい絶景なのですが・・・今日はちょっとおとなしい光景です。
天気が良いと青い海のすごい絶景なのですが・・・今日はちょっとおとなしい光景です。
灯台からは知床地区の集落への下り坂。歩道沿いには厳しい気象条件から苗木を守るために防風柵が建てられていますが、木々はその保護の下で成長し、すでに柵の高さを越え、もう一人立ちしています。ここが深い森に育つのが楽しみですね。
知床の集落が見えてきました。ゴール地点はもうすぐそこです。雲行きが怪しいけど雨にあたる前に着けそうです。
バス停はすぐそこ。
礼文島のバスの南の終点「知床」からバスに乗ってスタート地点へ戻ります。
自販機で買った冷え冷えのポカリが美味かった!!
自販機で買った冷え冷えのポカリが美味かった!!
キャンプ場に戻ると一日のフィナーレを飾るきれいな夕暮れ空が広がっていました。
今日は歩いたから、いつもより苦いビールと砂肝。
塩ホルモンも焼きました。
冷えてきたのでテントに入って日本酒をちびちびと。
今日の疲れも相まって、いつの間にかウトウト夢の中。
今日の疲れも相まって、いつの間にかウトウト夢の中。
6日目につづく
2019-08-28 00:00
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