今年も行くぜ礼文島(2)~南宗谷を抜けてクッチャロ湖へ [テントキャンプ]
クッチャロ湖畔キャンプ場(浜頓別町)
【2020年9月6日】
朝靄の中を走って行く一番列車の踏切の鐘音で目が覚めた朝。
今日はクッチャロ湖までだから、ゆっくりとコーヒー飲みながら微睡んでいられる。
まずはメスティンでご飯を炊いて、HOTなタイカレーをかけて一気に覚醒www
今日のコースは、天塩川温泉~咲来~本幌別~毛登別~志美宇丹~神威岬~クッチャロ湖までの約120キロ。
10時近くまでキャンプ場でのんびりして出発。
宗谷本線の咲来駅踏切を札幌発~稚内行きの特急宗谷が通過。
道道220号歌登咲来停車場線を走り、咲来峠を抜けると枝幸町(旧歌登町本幌別)に入ります。
2010年に閉校となった本幌別小中学校のグラウンドは地域の皆さんの手により広大なコスモス畑に。
2016年の夏休みサイクリングでいくつも峠を越えて疲労困憊でたどり着き、異世界感に引き込まれた場所。
季節はちょうど今頃。また見たくなって寄ってみました。
今もしっかりと守られている風景は「学校が生きている」みたいです。
名もない峠を越える。
空がとても近いぞ。
本幌別を抜けて毛登別に入ると、いつも真っ先に立ち寄るのが、私が小さい頃に住んでいた家。
誰も住む人がいなくなってから20年以上経っているはず。
毎年見に来るけど、倒壊せず、徐々に自然に飲み込まれている不思議な場所。
この集落も今や住んでいるのは二世帯のみ。
近いうちに廃村になってしまうのだろう。
小さな足で無邪気に走り回った小さな校庭も徐々に自然に還っていく。
集落の鎮守「毛登別神社」は社を守る者もいなくなり、一昨年「歌登神社」に合祀。
その残骸が積まれている光景は寂しい。
辺毛内~上徳志別の無人峡を抜け、枝幸町志美宇丹からオホーツク海へ抜けていきます。
内陸からオホーツク海に出ると一気に気温が下がった。
国道238号を北上し、かつて幸浜北線が走っていた神威岬を越えると浜頓別町に入ります。
オホーツク海の強風地帯。海岸線には風力発電のツリーが続きます。
クッチャロ湖 キタ━━━━━━(゚∀゚)━ ━━━━━ !!!!!
クッチャロ湖にテントを張るのは、小学生の時に父と列車を乗り継いでキャンプに来たとき以来だから、たぶん40年ぶりかな。
この広くてちょっと寒い(笑)青空を見上げると宗谷に来たな~って感じます。
夕方になると、さっきまでの青空はどこへやら。
宗谷らしい霧が広がり、一気に気温が下がってきた。
そして、ツーリング中のライダーが一夜の安住を求めて次々と到着。
その中の1人に私がいる不思議な高揚感(笑)
だいぶ冷えてきたので隣接のクッチャロ湖温泉ウイングに入って温まってきました。
そして今夜は浜頓別のスーパーで買ってきた酢蛸、ツブキムチなんかを食べながら、ひとり旅情にひたり、いつの間にか夢の中へ。
さて、明日はどこを走ろうかな。
つづく
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