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祖父の故郷の山と峠をひたすら歩く1日 [軽バンライフ]

行くぜ東北!~軽バン車中泊旅(3)

【2022年4月30日】

小俣宿~「日本国」登山~旧出羽街道「堀切峠」~小名部宿

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風雨の一夜が明けて今朝はとても良い天気\(^o^)/

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今日は1日歩くから、朝もガッチリ食べていくよ。

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海の向こうには新潟県の「粟島」が浮かんでいます。

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今日は祖父の故郷の山「日本国」に新潟県側から登って、下山後は旧出羽街道の新潟県~山形県境「堀切峠」を歩いて越えます。

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新潟県境、山形県最南端の町「鼠ヶ関」(ねずがせき)の漁港にて。

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新潟県村上市山北町から内陸に入り、「日本国」の登山口がある「小俣宿」へ。

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さて、ここから「日本国」に登ります!!
日本国「山」ではありません、「日本国」っていう山です。
山の名前の由来は諸説あるようですが、私は「大和朝廷軍が東征の折、この付近の頑強な蝦夷(えみし)勢力の平定し、ここまでが「日本国」(日本国と蝦夷地との境)とした」という説がいいかな(笑)。

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スギの人工林の中をのんびりと登っていきます。

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スギ林を抜けると、林相はさわやかなブナ林に変わりました。

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海が見えるとテンションが上がります!!
沖見休憩所から粟島がきれいに見えました。

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林業屋御用達の「ヒグマ」用のクマ鈴持ってきたから大丈夫www

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「蛇逃(じゃのげ)峠」の休憩所から「朝日連峰」の雪山がきれいに見えていました。

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だいぶ空が近くなってきた、頂上はもうすぐのはず。

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「日本国」征服した~\(^o^)/

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555mの頂上からは祖父の故郷の山並み。
「ここまでを日本国とする!!」

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頂上には20人程がすでに到着してお弁当。山の上で食べるご飯は美味い!!

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山頂での休憩もそこそこに、次の目的地へ向かうために、スギ林の中を気をつけながら下山です。

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日本国の登山口に戻ったら、今度は新潟県から山形県へ歩いて行きます!!
旧出羽街道の「堀切峠」を越えて、祖父の故郷、山形県の小名部宿まで片道約4kmてくてくと。

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小俣宿の集落は昔ながらの町並みがつづきます。

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小俣宿の外れまで来ると小名部宿へ通じる堀切峠の入口です。

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さて、歩く人などいない峠に入ります。無事に帰ってこれるかな。

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沿道にはきれいに手入れされたスギの人工林が続きます。

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深い森の中は小川の流れる音、小鳥のさえずり、そしてかすかな風の音。

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堀切峠の頂上まで登ってきました。新潟県を抜け、いざ山形県へ。

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この峠は戊辰戦争で新政府軍と庄内藩が激戦を繰り広げた古戦場らしい。

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峠を下っていくと、集落の暮らしが見えてきた。
私の曾祖父は、夏は田んぼをやり、冬はこの山で「炭」を焼いていたそうだ。
そして今、私はその山を歩いていることが感慨深い。

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収穫されたスギ林の切り株の横には、次代を担う苗木が丁寧に植えられていました。
この地域では計画的な林業経営が行われ、森が大切に育てられているのを感じました。

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だんだん小名部宿の集落に近づいてきたようです。

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北海道にはない町並み。ここは山形なんだ(*゜∀゜)

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祖父の故郷の町並みの中をのんびりと歩きました。

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お寺にも立ち寄り、先祖代々の墓をお参り。
歩いて峠を越えてきたので、花もお供えもなし(^_^;・・・明日、もう1回来ることにします(笑)

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集落の鎮守「熊野神社」へお参りに。鳥居を押しつぶしそうなスギの巨木は圧巻です。

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かつて祖父も歩いたであろう参道を登っていくと社が見えてきました。

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永年の風雪に耐えてきた貫禄ある社。しっかりと手を合わせてきました。

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さて、そろそろ帰らないと陽が暮れます。真っ暗な峠を歩くことにならないよう、急がなきゃ(;゜ロ゜)

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さっき下ってきた道を、今度は峠に向かって登っていきます。

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だいぶ暗くなってきた(;゜ロ゜)

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堀切峠の頂上に着きました。なんとか明るいうちに小俣宿に戻れそうです。

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小俣宿の集落が見えてきてホッとしました。

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日本国登山口においてきたエブリイに戻り、今度は車で堀切峠を越え、小名部宿を通って温海温泉へ向かいます。
車では一瞬で抜けてしまう峠ですが、往復8km歩いたからこそ見えた景色、感じた空気がありました。

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今夜も温海温泉の公衆浴場の熱い温泉。昼間の登山と峠越えで疲れ切った体に、ホント染みわたりました。

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P泊適地に戻ったら、ご飯が炊けるまで、スーパーで買ってきた総菜をつまみながら、最高に美味いビール!!

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そして、山形の地酒「なまいき」を味わいながら、祖父の故郷を歩き回った1日を心地良く振り返りました。
今日は日本国も登ったし、堀切峠も歩いて越えてみた。
自分の足で歩いたからこそ感じることができたものがある・・・すごく疲れたけど、思い出に深く残る1日になりました。


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