奥の細道を訪ねて~北陸車中泊の旅(6日目) [軽バンライフ]
【2023年5月3日】
道の駅杜氏の郷よしかわ~弁天岩~宇奈月温泉~道の駅氷見
北陸車中泊旅6日目も良い天気。
エブリイのテールゲートを開けて、尾神岳、米山、妙高連山を眺めながら、心地よい朝ご飯。
今日は日本海沿いをひた走り能登半島へ向かいます。
海岸線の岬を回るとその先にまた岬が。
潮風と磯の香りを感じながら進みます。
青空を泳ぐ鯉のぼりの群れが見えたので車を停めました。
糸魚川市能生の弁天浜にある「弁天岩」。
ここには燈台があり、能生漁港へ出入りする漁船の大切な道標として点灯しつづけています。
この岩はフォッサマグナの海底火山の噴火によってできたもので、糸魚川ジオパークのジオサイトのひとつだそうです。
橋を渡って弁天岩へ。
島の中程には海の守り神として知られる厳島神社があり、今日も安全祈願(笑)
能生港灯台は「恋する灯台プロジェクト」で選定された灯台の1つだそうです。
灯台直下の祠からは見える青い海は絶景。
夕陽も綺麗なんだろうな~。
妙高連山が綺麗に見える場所があったので一休み。
姫川を渡ると妙高連山をバックに電車が撮れるスポットがあった。
時刻表を調べると、もうすぐ電車がやってくる時間だったので、カメラを構えて待っていました。
「えちごトキメキ鉄道」の日本海ひすいライン(旧JR西の北陸本線・糸魚川駅~青海駅間)にて。
縦にとっても長~い新潟県をやっと抜けて富山県に到達。
日程に余裕があれば黒部ダム方面を探検したいところですが、今回はかなわず。
でも宇奈月温泉は味わって行きたいので黒部市から海岸線をそれて山の方へ。
陽がだいぶ傾いてきた頃に宇奈月温泉到着。
温泉街を浴衣姿でのんびり散歩する宿泊客がうらやましい。
富山地方鉄道の「本線」(電鉄富山~宇奈月温泉)の終点に到着した電車。
映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」(主演:三浦友和・余貴美子)の舞台となった鉄道。
旅の当初の予定では丸1日乗り鉄するはずだったのですが、旅程が遅れ気味なので残念ながら次回に。
「この線路の先に、きっと幸せは待っている」(映画CMより)ぜったい、じっくり乗りに来ます。
1923年(大正12年)11月、土木技師山田胖が改良した引湯管により、黒薙から熱い湯が電源開発の拠点であった宇奈月に運ばれ、宇奈月温泉が開湯してから100年だそうです。
日帰り温泉施設「湯めどころ宇奈月」の熱い温泉を堪能しました。
湯上がりに川辺で涼みながら富山地鉄の電車を待っていました。
次の旅では、このローカル色あふるた電車にたっぷり乗りたいです。
温泉街からさらに奥へ進むと「うなづき湖」。
ひっそりと静まった渓谷の中に広がるエメラルドグリーンの湖水が綺麗です。
「宇奈月温泉」といえば、学生時代にちょっと勉強した「宇奈月温泉事件」。
その現場を見に来ました。憲法記念日だし(笑)
この事件の裁判では、大審院(戦前の最高裁判所のこと)が「権利濫用」について初めて明確に判断した判決を出したことから、民法上重要な判例の一つとして日本の法学生が最初に学ぶ事件であり、「民法の聖地」として、この地を訪れる法律関係者も少なくないそうです。
だいぶ陽も傾いてきた、そろそろ山を下りないと。
普通の(?)観光客みたいに、ゆっくり温泉旅館に泊まってのんびりしてみたいな~。
夕景に照らされた山々が綺麗だったのでちょっと国道を外れてみました。
スーパーによって美味そうなものを物色し、冷蔵庫に放り込みながら、今夜の停泊地を探して走りました。
しかし、今日は憲法記念日でGWまっただ中。調べておいた道の駅の駐車場はどこも超満員。
いくつもの道の駅をパスし、21時まで走ってやっとたどり着いた「道の駅氷見」は、臨時駐車場も開放し300台を超える駐車スペースがあるのに、1台分も開いていない(ーー;)
場内をぐるぐる回り、あきらめかけた頃に「トイレ休憩」のみだった1台が出発したので、運良く滑り込むことができましたε-(´∀`*)ホッ
まわりの車はすでにお休み中なので、静かに晩ご飯の準備。
まずは、今夜の「地ビール」で独り
☆□\(^_^ )乾杯。
ささっとすり身汁を作って、ぶりの刺身と鶏の唐揚げで、夜更けの晩ご飯。
そして、「地ビール」もう1本。
ちょっと高かったけど、厳選して買った2本、とても美味かったです。
けっこうお腹もすいていたので、〆の鍋ラーメンまで(笑)
今日もたくさん走って、次の旅で行きたい場所もたくさんできました。
やりたいことだらけで、ほんと時間が足りない、足りなすぎるわ( ̄。 ̄;)
それではお休みなさい。
つづく