北の大地の風になる9DAYS(3)~オホーツク北上 [バイクキャンプ]
【2022年8月9日】
以来以(いこい)旅館に泊まる(稚内市)
昨夜は雨の音にウトウトしてるうちに、いつの間にか夢の中。
今朝も少し雨が残っているけど、そのうち上がるだろう。
まずは、湖畔の景色を眺めながら苦いコーヒーで再起動。
今日は長距離走る予定だから、朝ご飯もがっちりと。
昨日のジンギスカンの残り野菜をたっぷり投入した焼きビーフンとお総菜の煮染め。
味噌汁も欠かせません。
雨も上がって、湖畔に薄日が差してきました。
さて、テントもだいたい乾いたから、お地蔵さんに交通安全をお願いして、日本最北の地、稚内へ進みます。
今日の行程はオホーツク海沿岸をひたすら北上する約330キロ。
途中ちょっとダートへ寄り道したり。
でも、先は長い^^;
そんなに寄り道ばかりもしていられない。
網走~能取湖~サロマ湖の間は1987年に廃止された旧国鉄「湧網線」(ゆうもうせん)沿いを走ります。
能取湖畔にある旧卯原内(うばらない)駅は交通公園となり、国鉄9600形蒸気機関車と懐かしい旧型客車「オハ47形」が静態保存されています。
サロマ湖まで来ると気持ちよい青空が広がってきました。
漁港の岸壁ではカモメがくつろいでいました。サロマ湖は海と見まがう広大さ。
旧計呂地(けろち)駅も交通公園になっており、蒸気機関車C58と旧型客車スハ45が静態保存されています。
かつて夜行列車で旅した頃、この垂直で堅いシートで何回夜を過ごしたことだろうか。
早朝、終着駅に降り立つと、体の痛さと、ずーっと体が揺れているような錯覚、今でも懐かしく覚えています。
青い空、青いサロマ湖~最高~\(^O^)/
雄武町を抜けると肌寒さを感じ、いよいよ宗谷地方に入ったな。
日本最北端の地「宗谷岬」をぐるっと回って稚内市街に入りました。
今夜は20年くらい前まで、毎月の稚内出張の際に利用していた懐かしい旅館に泊まります。
以木以旅館はかつては、家庭的で盛りの良い晩ご飯が楽しみだったのですが、昨今の情勢から素泊まりにしたそうで、ちょっと残念。旅館でお風呂に入ってから夕食は地元の人たちが集う居酒屋へ。
今夜はキャンプじゃないから、ちょっと観光客気分。
がっちり冷えた生ビールが300キロ以上バイクで走って疲れ切った体に染み渡ります。
おいしいお刺身を食べながら、とてもいい酔い心地。