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さらば東北、津軽海峡を渡って帰ります [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(11)

【2022年5月8日】

大間崎~函館~札幌

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今朝は今回の旅で一番の早起き(笑)
朝陽を拝みながら急いで朝ご飯の支度です。

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北海道への前線基地としてなかなか便利なキャンプ場でした。

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大間崎の沖にある弁天島の「大間埼灯台」。その背後には北海道の渡島半島が広がっています。

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朝食は昨夜のつみれ汁にご飯を入れて雑炊にしてパパッと出発。
今旅は車中泊だから、鍋が洗えなかったら困るなと思って100均一で買った「アルミ鍋」を使っていました。
でも、上手いことに水も調達できて洗えたので、この1枚で最後まで穴も開かずに大活躍でした!!

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余裕をもって大間フェリーターミナルに到着です。

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ハッチが開き、いよいよ乗船です。この2台は札幌ナンバー。私同様にGWをこっちで楽しんだようです。

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津軽海峡フェリーの大函丸は1912t。最果てフェリーの利尻礼文航路よりもずっと小さな船でした(゜∀゜)

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乗船時間は90分。防波堤の外には北海道がこんなに近くに見えます。

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さようなら本州島?~(⌒ー⌒)ノ~~~

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揺れることもなく、あっという間に函館へ。

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函館山の先を回って入港です。

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帰ってきてしまったな~北海道。

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函館から札幌までは約280km!! これは東京~名古屋間に匹敵する距離です。
北海道に帰ってきてから、今旅で一番長い距離を走るという(;゜ロ゜)
なので、函館名物ハセガワストアの「やきとり弁当」の大盛りを買い込みます。

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目の前で焼いて弁当に盛ってくれます(゜∀゜)
食料も確保したし、これで安心して走れます(笑)
 
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GW明けの北海道はまだ早春の景色でした。東北で一足先にいい季節を感じてきました。今年はもう一回感じられるな。
 
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陽も傾きかけた頃、無事に帰宅。11日間の全行程で走った距離は1845km。
NAエンジン、MTの軽バン「エブリイ」はホントよく走ってくれました。
ベッドキットを設置した荷室は、広々と寝られてとても快適でした。

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振り返るとこんなルートを回ってきました。
北海道生まれ、道内しか知らない私。
本道から一番近い本州「東北地方」は最初の一歩。
北海道にはない歴史によって発展してきた地域は、何処へ行っても興味の宝庫、好奇心でいっぱいでした。
10泊11日の道中、こんな長旅をしたのも初めてですが、まだまだ走りたい!、行きたい!!、知りたい!!場所がありすぎる。
東北6県すらまだ1周できていないし、その先に広がる未だ見ぬ「日本」の景色、文化。
ホントいい旅をさせてもらいました。
いつになるかわからないけど、この先へ!!
しばらくは大人しくして、次の旅を妄想して行きたいと思います。
また、絶対行くぜ東北!!


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今夜は北海道限定「サッポロクラシック」で安着祝い\(^o^)/

行くぜ東北!! 10泊11日の軽バン車中泊旅『完』

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東北旅の締めくくりは霊場「恐山」へ [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(10)

【2022年5月7日】

碇ヶ関~恐山~大間崎

おはよーございます。いよいよ東北にいられるのも今日で最後になりました。

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碇ヶ関御関所(いかりがせきおんせきしょ)は、陸奥国碇ヶ関(現在の青森県平川市碇ヶ関)に津軽藩が設置していた関所。藩政時代には野内(青森市)、大間越とともに津軽三関の一つとされたそうです。
この道の駅にある門は移築、復元されたもので、本来あった場所ではないとのこと。

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今朝もしっかりとご飯を炊いて、残り野菜で作った味噌汁。後は総菜もの。

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今日のルートは下北半島を北上し恐山を通って本州最北端の大間崎のキャンプ場を目指します。

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青森から陸奥湾に出て、海岸沿いを走ります。丸い島は浅虫温泉の沖に浮かぶ「湯ノ島」。

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下北半島の中間部にある横浜町の道沿いには菜の花畑が続きます。

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向かいに見えるのは津軽半島。

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ちょっと農道に寄り道して菜の花畑をバックに。横浜町は菜種油の産地だそうです。

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そして、くねくね山道を登ってやって来ました「霊場恐山・菩提寺」。

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恐山は、今からおよそ千二百年の昔、慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれた霊場。中国での修行中の若き日に見た夢のお告げに導かれ、諸国に教えを説かれての旅の果てに、この下北の地に辿り着き、そのとき、眼前にひろがるまさに霊山と呼ぶべきこの風光に感じ入り地蔵菩薩一体を彫刻し、本尊としたのが始まりだそうです。慈覚大師円仁が見たのと変わらぬ光景を今見ているんだと思うと何か感じるものがあります。

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恐山のいたるところでは、風車がカラカラと音をたてて回っています。
仏教の教えでは、親より子供が先に亡くなってしまうことは、良くないこととされており、風車は早くに亡くなった子供を想い、あの世でも風車で遊べるように親が手向けているものだそうです。

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お地蔵さん一体一体に手を合わせてきました。

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鮮やかな風車が回る光景は別の世界への思いを誘う感じです。

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一本一本が先人の供養のために建てられています。

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恐山菩提寺の境内には恐山温泉という湯小屋があります。
もともとは山岳信仰の修験者のために用意された、身と心を清める場所でしたが、現在は一般人も入浴できます。

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地獄巡りの後、私もゆっくり浸からせていただきました。泉質は強酸性で効きます!!

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恐山を下りたら、この先にある今日の最終目的地、大間崎のキャンプ場へ向かいます。

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途中で風間浦村の桑畑温泉に立ち寄りました。

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温泉の庭先には桑畑小学校跡の記念碑がありました。

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みんなの学び舎があった場所。学校はなくなってしまったけれど、地域の皆さんが集えるよう「思い出」の場所に温泉を作った風間浦村の思いを感じ、太平洋を望む露天風呂がある良い温泉がさらに心地良く感じました。

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明日の朝は早い船に乗るので、慌てないよう、キャンプ場へ入る前に大間フェリーターミナルに寄って乗船手順を確認しました。

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大間崎テントサイトの周りには食堂や売店があり、車中泊の車が沢山集まっていました。このうちの何台かはたぶん同じフェリーに乗るんだろうな。

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さて、東北最終日の夜は横浜町で買ってきた「トゲクリガニ」と名産の「ホタテ」の刺身を食べながら美味しいビールで旅の振り返り。トゲクリガニは「毛ガニ」と同様のクリガニ科の仲間。青森では花見には欠かせない春の味だそうです。2杯で千円程度ですが、とても美味しく満足感でいっぱい‎(๑╹ڡ╹)。

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そして、青森の郷土料理「ホタテ味噌貝焼き」と羽黒山の御神酒。

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残り野菜で作ったつみれ汁で、楽しい思い出を振り返る夕べになりました。

明日は7:00の津軽海峡フェリーで本州を離れます。


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撮り鉄と地底探検の1日 [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(9)
 
【2022年5月6日】
阿仁合~尾去沢~碇ヶ関

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おはよーございます。軽バン東北旅も9日目になりました。
今朝もいい天気。まずはコーヒーを飲みながら、ご飯を炊いて味噌汁も。

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今日は秋田内陸縦貫鉄道の大又川橋梁で「撮り鉄」してから、マタギ資料館、旧尾去沢鉱山を巡って碇ヶ関(いかりがせき)まで行こうと思います。

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色々計画しているうちにご飯が炊けたので、総菜の卵とじをのせて、がっちり朝ご飯。
食べ終わったら、撮影する列車に間に合うように急いで出発です。

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定番の撮影スポットだから、良い感じの1枚が撮れました^^v

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次の列車までは少し時間があるので、地図で見つけた「萱草七面山神社」へ。

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くねくね山道を走ると到着です。

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入口の赤い橋を渡ると一気に神聖な空気が広がります。

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その昔、身延山の七面山を深く信仰していた鴻池と言う者が、ご神体の女龍のお告げ通りにこの地に来て萱草鉱山を開き、身延山から七面様を勧請して洞窟の前に神社を建てたと伝えられ、これが萱草七面山の謂われだそうです。

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神社の裏にはうっそうとした杉木立があり、その中を登っていきます。

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参道の池には北海道では見たことがない卵(゜∀゜)。あとでクロサンショウウオの卵塊だと教えてもらいました。

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神秘的な龍神沼。願い事をしたら出てきてくれないかな(笑)

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沼の主??

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そして、大岩の下に荘厳なお堂が(゜∀゜)。怖いので急いで参拝しました。

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そして、次の列車の時間。今度は高いところから撮ってみました。昨日は列車の中から見た渓谷は、なかなかの景色です。

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撮影が終わったら、マタギ資料館へ。

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ここではマタギの歴史と心を学んできました。「マタギの古い掟は、決して古くならない」(゚ω゚*)

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この地域はマタタビの産地とのことで、お昼には麺にマタタビを練り込んであるというラーメンを食べてみました。そもそもマタタビの味って知らないから、どの辺がそうだったのかな?

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さて、今日の最後は鹿角市にある「史跡・尾去沢鉱山」へ。
この鉱山は、西暦708年(和銅元年)に銅山が発見され、産金が東大寺の大仏や、中尊寺で用いられたとの伝説が残る、開山1300年の歴史を誇る一方で近代的な産業遺産でもあります。
銅のほか、金、銀、鉛、亜鉛が産出され、1889年に三菱財閥が開発を行うようになってから1978年の閉山までの産出量は、銅30万t、金4.4t、銀155tと推定されているそうです。
岩盤が堅固なことから江戸時代の採掘跡も保存され、閉山後は約800km(゜∀゜)ある坑道のうち、1.7kmが一般公開されており、見応え十分です。

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閉館時間までは残り1時間半という夕方到着したので、入場者は私だけ(;゜ロ゜)。
いざ、恐る恐る・・・地底探検へ。

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岩盤が堅固なことから坑道の高さはなんと22m!!、上下の坑道は30mの間隔で掘られているそう。いったい地下何階まであるんだろう(゜∀゜)

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坑内はまるで地下都市のように事務所や食堂があります。

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トロッコのレール跡が残る薄暗い坑道。本物ならではの緊張感が重くのしかかります(;゜ロ゜)

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構内のマネキン達は今にも動き出しそうなくらいリアルです。

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この道は地獄の果てまで続いているのでは・・・。

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削岩機による採掘風景。この方もリアルです。

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トロッコ電車も当時のままの雰囲気。

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縦坑のエレベーター。
「やめなさい 手順無視してまた作業 いつか地獄へ直滑降」
戒めの言葉が随所に掲げられています。

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採掘現場からエレベーターで上がってくるトロッコを電気機関車で引き出しています。

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近代化以前はノミで手彫り。機械化されても作業内容は同じ。坑内労働の厳しさが伝わってきました。

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無事に出てきてホッとしたけど、薄暗い本物の坑道で心拍数が上がっていたせいか、ぐったり感(ノ;_ _)ノ =3 

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坑道見学につづき、鉱山歴史館へ。この針金状のものは坑道配置の3D模型。
1300年、掘った掘った800km(゜∀゜)。
複雑に重なり合った無数の坑道に、先人の苦労とその歴史に、とてつもない重さを感じました。

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鉱山見学の後は、温泉隣接の「道の駅 いかりがせき~津軽関の庄」へ。
温泉でサッパリした後は、すき焼き、ホヤ、ポンポチで美味しいビールで感慨深かった1日の締めくくりです。
明日はいよいよ東北最終日、北端の大間崎まで走ります。


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まだまだ山形を見たいけど秋田へ進みます [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(7)

【2022年5月4日】
山形県三川町~秋田県大仙市
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東北旅も7日目、まだまだ山形にいたいけど、そろそろ北上していかなくては。
今日は鳥海山を越えて秋田へ向かいます。
 
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朝ご飯はしっかり食べないと始まりません(笑)
 
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今日はこんなコースです。
 
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秋田港に上陸した日に立ち寄るはずだったが、大雨で通過した「十六羅漢岩」がやっぱり見たい。
 
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日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、吹浦海禅寺の寛海和尚が造佛を発願し、1864年に自身は近村から酒田まで托鉢をしながら地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて磨崖仏を完工したもの。16の羅漢に釈迦牟尼、文殊菩薩、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、目蓮の三像を合わせて22体あるのですが、いくつか見つけられなかったな。
 
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まだ季節は早いけどせっかくだから、今シーズンの開通をむかえたばかりの「鳥海パノラマライン」を走ってみた。
急傾斜と急カーブの連続であまり景色を見る余裕はなかったけど、いい季節に来たら素晴らしい景色が広がっているんだろうな。
 
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展望台からは日本海までの眺望がありました。
 
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パノラマラインを抜けたあとも、鳥海山がずっとついてくるような道が続いていました。
 
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国道107号を走っていると川沿いに鯉のぼりの群れが見えてきたので一休み。
調べてみると由利本荘市東由利地域を流れる石沢川で毎年行われるものとのこと。
子ども連れの家族が大空を舞う鯉のぼりをバックに記念写真を楽しそうに撮っていました。
 
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あちこち寄り道してすっかり陽が傾いてしまったが、何とか払田柵(ほったのさく)遺跡を見ることができた。
この遺跡は、平安時代の初めころ(約1,200年前)、律令国家がこの地方の統一を進めるために造った、政治的・軍事的拠点として、また儀式の場としての役割を持っていたと考えられており、出土品から周囲3.6kmにわたり外柵(がいさく)と呼ばれる材木塀で囲まれていたことがわかっているものの、歴史書や古文書になどに関連記事がないことから、歴史上の名称が未だ解明されておらず、まだまだ多くの謎を秘めた遺跡とのこと。
修復中ではありましたが、斜陽の中に浮かぶ遺跡には、古代ロマンに思いを馳せるには十分な空気感が漂っていました。
 
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このあたりは、平安後期の「後三年の役」の古戦場だったらしい。
夕陽で反転した光景の中に、強者どもが合戦を繰り広げる影が見えるような・・・。
 
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今日は結構走り回ったので、目標地点に着くのが遅くなったので、温泉に入ってサッパリした後は、スーパーでいろいろ買い込んで晩ご飯。私の好きなビール「東京クラフトIPA」も手に入った\(^o^)/
 
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クラフトビール、寿司、焼き鳥~(*´∀`)/
明日は1日「乗り鉄」三昧(≧∇≦*)~秋田内陸縦貫鉄道でマタギの里をゆっくりと。

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生まれ変わりの旅~出羽三山神社へ [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(6)

【2022年5月3日】
山形県三川町~鶴岡市羽黒町

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東北旅6日目も良い天気。今日は出羽三山の羽黒山へ向かいます。

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いつものようにメスティン飯と味噌汁、そして缶詰。コーヒーも欠かせません(笑)

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道の駅庄内三河から30分ほどで羽黒山神社へ。

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出羽三山参拝の玄関口にそびえ立つ「羽黒山大鳥居」をくぐるといよいよです。

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出羽三山は、山形県の中央にそびえる羽黒山(414m)・月山(1,984m)・湯殿山(1,504m)の総称。それぞれの山は、「羽黒山=現在」「月山=過去」「湯殿山=未来」と見立てられ、この三山をめぐることは死と再生を辿る「生まれかわりの旅」として古くから信仰をあつめてきたんだそうです。

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出羽三山神社の開山は1400年前と言われ、「随神門」をくぐると雰囲気が一変し、出羽三山神社の神域へ。
石段2446段にいざ!


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スギの大木の森、いくつもの祠がつづく幽玄な世界。

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デカい(*゜∀゜)。樹齢千年以上、羽黒山の爺杉(じじすぎ)。幹周り8.3m、樹高43m!!

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参道にある須賀の滝。神社の祠の背景に滴る様子は、山岳信仰の聖地らしい趣きです。

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これが五重塔(*゜∀゜)。初めて見る本物に感激。
現在の塔は西暦1372年に再建されたもので、高さは29m!!もあり、杉の大木の森の中にあっても迫力十分。
悠久の時代、しかもこんな山奥にどうやって建てたのだろう。
その苦労に思いを馳せる。

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ほとんどの参拝客は五重塔で引き返してしまう・・・ここからが本番なのに。
さて、先は長いぞ・・・。

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巨木の森の中をつづく石段は江戸時代に13年の時をかけて作られたらしい。
機械力のない時代に、斜面を手作業で削り、重い石を背負って運ぶ、気が遠くなるような作業。
きつい石段登りではあるが、その「ありがたみ」を感じます。

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北海道にはない巨木の森。人間って小さいわ(笑)

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きつい、きつい石段登り。ここが最後の頑張りどころらしい(o´Д`)=з

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おお(*゜∀゜)、あれは頂上の鳥居に違いない!!

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頂上の神社キタ―――(゚∀゚)―――― !!

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頂上の神社は「山神合祭殿」と呼ばれ、文政元年(1818)完成。
出羽三山神社のうち月山、湯殿山は雪深い山頂や渓谷に有り通年の参拝が不可能なため、三山の神々が合祀されており、ここで3つ全部参拝できたことになる?

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出羽三山には百一末社と称し、羽黒山を始め、月山・湯殿山の山麓、または幽谷に多数の摂社末社があり、その一つ一つが遥か昔神仏習合の時代から、この地に暮らしてきた人々の祈りや願いの場としてあり続けているそう。羽黒山の境内にはいくつもの末社があり、全部参拝してきました。

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お参りが終わったら、玉こんにゃく。練り辛子を付けて、美味い!!
さて、一休みしたら、元来た道(石段^^;)を帰ろうか。

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2466段の石段を気をつけながら下山。傾いた陽に照らされた五重塔は今朝とは違った神々しさがありました。

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須賀の滝の下に鎮座する不動明王。すごい神力を放って入るように見えました。

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朱塗りの神橋を渡ればもうすぐ俗世に。

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すっかり陽も傾いてきた頃、今朝降りてきた随神門からの石段に。
帰りは登り、最後の修行です。

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鳥居をくぐって俗世に戻ってきました。
全身に疲労感を感じながらも、神域で過ごした1日に不思議な感覚が宿りました。
羽黒山は出羽三山の入口。月山、湯殿山もいつか行かなくては修行(笑)は終わらないな。

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次の修行に向けて、月山や湯殿山を見ていこう。

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月山高原からまだ残雪がある山々のパノラマ。

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羽黒山、湯殿山、月山で出羽三山。制覇しなきゃ終わらない。いつかまたきっと来るだろう。

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熱い温泉に浸かってスカーッとしたあとは、ご飯が炊けるまで御神酒と玉こんにゃく!!

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そして、芋煮とビールで、神秘的だった今日一日を振り返りました。

明日は鳥海山を越えて秋田県へ入ります。


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行くぜ山寺~石段1070段!! [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(5)

【2022年5月2日】

山形市~蔵王温泉~山形県三川町

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山形らしいものでイメージするのはやはり神社仏閣。その中でも「山寺」と呼ばれる宝珠山立石寺はぜひ行ってみたかったところの1つ。先日の日本国登山で足慣らしはできた。待ってろよ石段1070段!!

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今日の予定は山寺をメインに、蔵王温泉、山形城を巡って翌日の予定に合わせて庄内三河まで走ります。

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混雑必至の観光地でもある山寺へはいつもより早起きして、急いで朝ご飯を食べたら出発。

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「登らなければ味わえない感動が、そこにあります」~宝珠山立石寺。

西暦860年に清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開基。
まずは正門をくぐってすぐの「根本中堂」で今日一日の安全祈願(笑)
この建物は西暦1356年に建てられ、ブナ材の建築物では日本最古だそう。

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線香を立てて、ありがたい煙を全身に。

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登山口となる「山門」までは幽玄な境内を歩きます。

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邪悪な人(笑)は通してもらえないような雰囲気。

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さて、山門に来ました。ここからいよいよ本格的な石段登りになります。

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沢の中にたたずむ、苔むしたお地蔵さん。滝に打たれる行者のようです。

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大木の森の中を一段一段( ´ー`)フゥー...

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自然と同化すればするほど有り難みが増す、永年の刻を超えるお地蔵さん達が、沿道にずーっと立ち、我々を見守っています。

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仁王門まで登ってきた(*´ο`*)=3。
1848年に再建されたけやき材の優美な門で、左右に安置された仁王尊像は、運慶の弟子たちの作といわれ邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている。

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木漏れ日の中に立つお地蔵さんが神々しい。

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開山堂まで登ってきた(*´ο`*)====3
立石寺を開いた慈覚大師のお堂で、大師の木造の尊像が安置されています。

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このすごいところに建っているのは、写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物だそう。

 

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ほんと沢山のお地蔵さんに見守られながらの参拝です。

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悠久の時代、急峻な岩山に建てられた山寺。信仰とはどんな困難にも立ち向かい乗り越え、やり遂げる力なんだな。

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ついに奥之院 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
なかなかの石段修行でしたが、やっと一番上まで来ました。
開山・慈覚大師が、中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来を本尊としているそうです。
1200年前に中国に修行の旅へ。そこへ導く信仰と探究、使命感。それをもっての開山なのだなと。

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奥の院の周りには沢山のお地蔵さんが立ち並ぶ祈りの場。
さて、修行?は十分したので下山しようか。

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下山後は寺町を散歩。この玉こんにゃくがすごく美味くて三本も食べてしまいました。
最初は所詮こんにゃくでしょ~と思っていたのですが、ハマりました。

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山寺修行でいい汗をかいた後は、蔵王温泉の大露天風呂へ。
山から湧き出る最高の温泉が自然度いっぱいの湯船に満たされ、いつまでも浸かっていたくなる最高のリラクゼーション。いや~ほんとイイ温泉でした。

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遅いお昼は山形県発祥の麺料理「鶏中華」。そば屋が作ったラーメンという感じかな。いい出汁が効いてました。

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山形市内でコインランドリーしてる間に山形城跡を散歩。

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お堀で囲まれた広大な敷地、城壁の遊歩道を1周のんびり散歩しました。

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山形城主が持っていた強大な権力を感じる城内散歩でした。

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夕食用に山形の芋煮「庄内版」と山寺で食べてすっかりハマった山形名物「玉こんにゃく」を用意して、今夜は温泉隣接、道の駅「庄内三河」へ向かいます。

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山寺歩きで疲れた体に温泉が効きまくり!! サッパリしたら、芋煮を温めて、美味いビール。

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そして、玉こんにゃくが美味すぎる。

今日もいい旅ができました。明日は出羽三山神社の羽黒山、2446段の石段に臨みます!!


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雨の匂い、山形~車窓旅 [軽バンライフ]

行くぜ東北!!~軽バン車中泊旅(4)

【2022年5月1日】

鶴岡市温海町~天童市

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今日は1日雨予報。
祖父の故郷には古戦場、山城跡、霊場の数々、まだまだ歩いて行きたい場所が沢山あるが、次の旅に楽しみは残すことにして、少し先に進むことにする。

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朝ご飯を炊いて、切った野菜をパパッと入れた味噌汁、そしてスーパーの総菜を食べて、コーヒーを飲んだら出発!

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今日は、祖父の故郷「小名部宿」に立ち寄り、先祖代々の墓を参ってから、明朝一番乗りを目指す「山寺」の近くにある天童温泉まで走ります。

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雨でしっとり濡れた堀切峠のスギ林の中を進みます。

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しとしと雨、小名部宿には山形の山村らしい光景がありました。

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旅だからこそ、感じる空気があるよね。

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昨日は山歩きの途中に、花もお供えも持たずに来たから、今日はちゃんとそろえてきました。

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お花と車中の冷蔵庫からお宝(笑)のビール(→今夜の御神酒になる)を取り出してお供えし、先祖代々の墓を深々とお参り。
旅の安全、家内安全etc.はるばる北海道から来たのだ。ご先祖様がきっとしっかり守ってくれる。

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小名部宿から鶴岡市街へ向かう新緑の関川峠は国道345号。
これが国道??、北海道では考えられない趣です(笑)
対向車もないから、センターラインはいらないか。
 
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すらっと真っ直ぐ伸びたスギ林の中を走る小さな軽バン。

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峠を抜けてお昼過ぎに熱海川の集落に出た。沿道に出ていた「そば屋」の旗に呼ばれて脇道へ。

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集落の中へ入っていくと「わらび庵」というお店がありました。
店内では薪ストーブが焚かれ、ほっこりする暖かさにホッと。

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「とちあん餅」がついた手打ちそばを注文し、どんなのが出てくるかなとo(^-^)oワクワク。
そして、そばも、山菜の天ぷらも、お餅もすごく美味しくて、とても満足。
今回の旅で4日目にして、やっと地元グルメを堪能(笑)

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このあとも集落の中、小回りがきく軽バンの機動性を存分に発揮し、あぜ道、寄り道しながら、山形の山村の雨のにおいを感じながら走りました。

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雨に煙る山村をいくつも通り抜けて進みます。

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そして、やって来ました「道の駅天童温泉」。
温泉街隣接、買い物も食事環境もすごく充実してるだけあって、夕方到着すると車中泊の車が既に100台以上も!!
空きスペースを見つけて駐車。さっそく買い出しと、温泉へ。

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せっかくだから、今夜は山形らしいものを食べよう(笑)
よく見ると「内陸版」と書いてあり、これは醤油味。
調べてみると「庄内版」というのもあり、味噌味らしい。
明日はこっちだな。

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メスティン飯を炊いて、芋煮、ワラビのおひたしで、今宵も美味しいビール。
車でひたすら走った1日だったけど、軽バンだから気軽に細い路地へも入って、寄り道いっぱい。
生活感のある光景を沢山、目に焼き付けてきました。
明日は早起きして「山寺」の通称で知られる「宝珠山立石寺」の長い石段に臨みます。



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祖父の故郷の山と峠をひたすら歩く1日 [軽バンライフ]

行くぜ東北!~軽バン車中泊旅(3)

【2022年4月30日】

小俣宿~「日本国」登山~旧出羽街道「堀切峠」~小名部宿

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風雨の一夜が明けて今朝はとても良い天気\(^o^)/

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今日は1日歩くから、朝もガッチリ食べていくよ。

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海の向こうには新潟県の「粟島」が浮かんでいます。

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今日は祖父の故郷の山「日本国」に新潟県側から登って、下山後は旧出羽街道の新潟県~山形県境「堀切峠」を歩いて越えます。

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新潟県境、山形県最南端の町「鼠ヶ関」(ねずがせき)の漁港にて。

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新潟県村上市山北町から内陸に入り、「日本国」の登山口がある「小俣宿」へ。

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さて、ここから「日本国」に登ります!!
日本国「山」ではありません、「日本国」っていう山です。
山の名前の由来は諸説あるようですが、私は「大和朝廷軍が東征の折、この付近の頑強な蝦夷(えみし)勢力の平定し、ここまでが「日本国」(日本国と蝦夷地との境)とした」という説がいいかな(笑)。

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スギの人工林の中をのんびりと登っていきます。

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スギ林を抜けると、林相はさわやかなブナ林に変わりました。

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海が見えるとテンションが上がります!!
沖見休憩所から粟島がきれいに見えました。

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林業屋御用達の「ヒグマ」用のクマ鈴持ってきたから大丈夫www

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「蛇逃(じゃのげ)峠」の休憩所から「朝日連峰」の雪山がきれいに見えていました。

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だいぶ空が近くなってきた、頂上はもうすぐのはず。

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「日本国」征服した~\(^o^)/

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555mの頂上からは祖父の故郷の山並み。
「ここまでを日本国とする!!」

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頂上には20人程がすでに到着してお弁当。山の上で食べるご飯は美味い!!

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山頂での休憩もそこそこに、次の目的地へ向かうために、スギ林の中を気をつけながら下山です。

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日本国の登山口に戻ったら、今度は新潟県から山形県へ歩いて行きます!!
旧出羽街道の「堀切峠」を越えて、祖父の故郷、山形県の小名部宿まで片道約4kmてくてくと。

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小俣宿の集落は昔ながらの町並みがつづきます。

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小俣宿の外れまで来ると小名部宿へ通じる堀切峠の入口です。

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さて、歩く人などいない峠に入ります。無事に帰ってこれるかな。

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沿道にはきれいに手入れされたスギの人工林が続きます。

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深い森の中は小川の流れる音、小鳥のさえずり、そしてかすかな風の音。

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堀切峠の頂上まで登ってきました。新潟県を抜け、いざ山形県へ。

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この峠は戊辰戦争で新政府軍と庄内藩が激戦を繰り広げた古戦場らしい。

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峠を下っていくと、集落の暮らしが見えてきた。
私の曾祖父は、夏は田んぼをやり、冬はこの山で「炭」を焼いていたそうだ。
そして今、私はその山を歩いていることが感慨深い。

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収穫されたスギ林の切り株の横には、次代を担う苗木が丁寧に植えられていました。
この地域では計画的な林業経営が行われ、森が大切に育てられているのを感じました。

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だんだん小名部宿の集落に近づいてきたようです。

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北海道にはない町並み。ここは山形なんだ(*゜∀゜)

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祖父の故郷の町並みの中をのんびりと歩きました。

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お寺にも立ち寄り、先祖代々の墓をお参り。
歩いて峠を越えてきたので、花もお供えもなし(^_^;・・・明日、もう1回来ることにします(笑)

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集落の鎮守「熊野神社」へお参りに。鳥居を押しつぶしそうなスギの巨木は圧巻です。

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かつて祖父も歩いたであろう参道を登っていくと社が見えてきました。

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永年の風雪に耐えてきた貫禄ある社。しっかりと手を合わせてきました。

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さて、そろそろ帰らないと陽が暮れます。真っ暗な峠を歩くことにならないよう、急がなきゃ(;゜ロ゜)

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さっき下ってきた道を、今度は峠に向かって登っていきます。

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だいぶ暗くなってきた(;゜ロ゜)

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堀切峠の頂上に着きました。なんとか明るいうちに小俣宿に戻れそうです。

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小俣宿の集落が見えてきてホッとしました。

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日本国登山口においてきたエブリイに戻り、今度は車で堀切峠を越え、小名部宿を通って温海温泉へ向かいます。
車では一瞬で抜けてしまう峠ですが、往復8km歩いたからこそ見えた景色、感じた空気がありました。

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今夜も温海温泉の公衆浴場の熱い温泉。昼間の登山と峠越えで疲れ切った体に、ホント染みわたりました。

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P泊適地に戻ったら、ご飯が炊けるまで、スーパーで買ってきた総菜をつまみながら、最高に美味いビール!!

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そして、山形の地酒「なまいき」を味わいながら、祖父の故郷を歩き回った1日を心地良く振り返りました。
今日は日本国も登ったし、堀切峠も歩いて越えてみた。
自分の足で歩いたからこそ感じることができたものがある・・・すごく疲れたけど、思い出に深く残る1日になりました。


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秋田から一気に山形へ~日本海を南下しながら霊場巡り [軽バンライフ]

行くぜ東北!!・・・軽バン車中泊旅(2)

【2022年4月29日】

秋田港フェリーターミナル~折渡千体地蔵~ 蚶満寺~九十九島~温海温泉

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苫小牧発秋田行きのフェリーでは揺れを感じることもなく、眠っている間に太平洋から津軽海峡を抜けて日本海を南へ航行。
翌朝7:35定時に秋田港フェリーターミナルに着岸。

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新日本海フェリー「らいらっく」1万8千トン。大きなフェリーは快適です。

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今日の天気を調べたところ、午後から雨になるらしい。そして明日の山形は晴れの予報。
山形では登山もするし、トレッキングもする予定だから、確実に晴れている日を当てたい。
秋田観光は山形を堪能した後にすることとして、今日の午前中はルート上にある気になるポイントを観光、雨が降り出したらひたすら走って南下して新潟県と山形県の境にある旧温海町(現:鶴岡市温海町)に泊まり、明日からの予定に備えることにしよう。

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道中、こういうたたずまいが北海道にはない景色。

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最初に立ち寄ったのは由利本荘市にある霊場「折渡千体地蔵」。
千体のお地蔵様が山腹にならぶ幽玄な写真を見て、寄ってみたくなった場所。

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ここは約220年前に由利の名僧によって建立された延命地蔵尊があり、その周りには寄進されたお地蔵様が立ち並び、地域の皆さんの永年の信仰を深く感じます。
それにしても、背後に立つ杉の大木のスケールにビックリ。こんな大木は北海道にはありません。

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折渡峠はかつて交通の難所であったことから、通行人の安全を祈願したものでもあるようです。

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続いて、秋田県にかほ市象潟町象潟(きさかた)にある曹洞宗の寺、蚶満寺(かんまんじ)へ。
西暦853(仁寿3)年、円仁(慈覚大師)の開創と伝えられる古刹。
1689(元禄2)年に『奥の細道』途中の松尾芭蕉が立ち寄っているそう。


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真っ赤な風車と、穏やかな顔のお地蔵さん。霊場で見る「赤」にはすごいパワーを感じます。

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江戸時代中期の建造と伝えられる立派な山門。

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境内には荘厳な世界が広がっています。

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雨が降り出しそうな真っ暗な空の下、赤い衣をまとったお地蔵さん。

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木立の向こうをのぞき込むと、どんどん知らない世界に入り込んでいくような不思議な気分。

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蚶満寺には11匹の猫がいる「猫寺」としても話題になっているらしいのだが、寒かったせいか境内にはいなかった。

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蚶満寺の周りはかつては日本海の入り江だったのが、1804年の大地震で土地が隆起し現在のようになったそうだ。
このポコポコとした小さな丘は、かつては一つ一つが小島であり、当時は入り江の中に九十九島が浮かぶ風光明媚な景色が広がっており、遠景には、鳥海山を盟主とする山並みがそびえ、振り返ると日本海・・・巨大で現実離れしたパノラマ(*゜∀゜)を想像。
 
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この地を訪れた松尾芭蕉はこの心を騒がす風景を美女にたとえ「象潟や雨に西施(せいし)がねぶの花」と詠んでいる。
(意訳:象潟の美景の中、雨にぬれる合歓(ねむ)の花は、眠りについた西施(中国古代の美女)の面影を彷彿(ほうふつ)とさせる)
今回の旅の前に、奥の細道を読み込んできたらもっと色々なものが見えてきたのに・・・と、ちょっと残念な思い。次回は奥の細道をたどるのもいいかな。さて、雨が強くなってきたから、あとは温海温泉まで一気に走ろう。
 
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温海温泉では豪華な温泉宿ではなく、同じ湯に浸かれる公衆浴場へ。
住民以外も200円で入浴させてもらえる。
熱い湯がかけ流される湯船に浸かると今日一日の疲れから解放!!
気持ち良すぎ~\(^o^)/

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その後はP泊適地に移動し、地元で買ったカニの唐揚げをつまみながら、楽しいビールの時間。

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メスティン飯が炊けたら、ちょっとした鍋も作って晩ご飯。
この後は、明日の行動計画を確認し、早めに寝袋へ。
さて、明日は晴れ予報、車を降りて沢山歩きます。

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今日、トレーラーとさよならした・・・そしてエブリイと旅に出た [軽バンライフ]

行くぜ東北!!・・・軽バン車中泊旅(1)

【2022年4月28日】

新日本海フェリー「らいらっく」夜行泊

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18年間、家族の夢を乗せて走ったキャンピングトレーラー、HOBBY495UK。
大きなトラブルもなく、北海道の春夏秋冬・・・約900泊過ごした思い出いっぱいの別荘ともついに別れの時がきた。
これから、まだまだ旅を続けていくための大きな決断だけど断腸の思い。
引き取りに来たキャンピングカー屋の車にひかれて行く後ろ姿を、見えなくなるまで見送った。
さて、感傷にひたっている時間はない。今日から新しい旅が始まるんだ。

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今年のゴールデンウィークは、有給休暇を2日追加するだけで10連休。
軽バン、エブリイで車中泊しながら秋田、山形をメインに東北旅に出ます\(^o^)/
新日本海フェリーは苫小牧~秋田航路を3ヶ月前に予約済み。
苫小牧東フェリーターミナルを19:30に出港し、秋田フェリーターミナル着は翌朝07:35。
12時間夜行の船旅で連休初日の早朝から行動が開始できる便利なフェリーです。

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乗船時間に余裕を持って夕暮れの「苫小牧東港フェリーターミナル」に到着。
港には秋田から北上してきたフェリーから車両が下船中。

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フェリーターミナルで乗船手続き完了。ダッシュボードに「秋田行き」を掲げると旅気分が高鳴ります(≧∇≦)b

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今夜の南行きのフェリー「らいらっく」は全長200m、1万8千トンの大きな船です。

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大型トレーラーから乗船が始まりました。フェリーへ車での乗船は何度やってもドキドキしますね。

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無事に乗船し、がっちりパーキングブレーキをかけたら、エブリイとはしばしお別れ。

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今夜の船室は「ツーリストA」のカプセルホテルみたいな寝台です。

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寝台列車がなくなって「夜行」の楽しみは、今やフェリーじゃなきゃ味わえない。
今夜はo(^-^)oワクワクが止まりません。

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大浴場に入り、さっぱりしたら、楽しい晩酌タイム。船内の在庫はタップリあって安心(笑)

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プロムナードの窓辺で、遠くなっていく北海道の灯りをのんびり眺めながら、明日からの旅に思いを馳せる。
明朝、目が覚めたらもうそこは秋田。1日目は何処まで走ろうかo(^-^)oワクワク
ではお休みなさい。

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